1泊2500円! 「コンビニで“車中泊”出来るのサイコー!」 ローソンが始めるのなぜ? 実店舗に行ってみた! 14日から利用可能に

ローソンは店舗の駐車場を使った車中泊サービスを始めると2025年7月8日に発表しました。1泊2500〜3000円とし、電源やトイレ、ゴミ袋を提供するとしています。この背景には訪日観光客の増加を受け、国内のホテルの宿泊料は高止まりすることが挙げられます。そうしたなかでローソンは車中泊施設「RVパーク」とタッグを組むカタチで全国に広がるコンビニエンスストアの店舗網を生かし、地方や郊外でのイベント開催などに伴う宿泊客の受け皿になるための実証実験をスタート。今回はその現場に赴いてみました。

なぜローソンで車中泊を展開? その背景は?

 ローソンの店舗駐車場での車中泊。2025年7月7日に発表公開されました。

 今回は実証実験として、千葉の房総半島南部の6ヶ所で行われます。

 7月14日からの実施ですが、ひと足早く予定地の現場を見に行ってみました。

なぜローソンで車中泊を展開? その背景は?(筆者撮影)
なぜローソンで車中泊を展開? その背景は?(筆者撮影)

 まずは、実施に至った背景です。

 近年、食事の時間を気にしたくない、またペットと一緒に旅をしたいなど旅行のニーズが多様化。

 特に、コロナ禍で「三密を避ける」といった感染対策で、クルマを移動する個室として使う意識が高まりました。

 また、ライフスタイルについてもリモートワークなど、新しい考え方が一般化。

 一方で、都内や有名観光地などでは、インバウンドの増加などもあり宿泊施設の料金が上がっており、節約志向での車中泊という考え方も少しづつ広がってきました。

 また、キャンピングカーの保有台数は2024年、前年比1万台増の16万5000台になっていますが、車中泊の需要に対する供給が不足している状況です。

 こうした社会動向を踏まえて、ローソンが「RVパーク」を使った実証実験を行うことを決めたということです。

今回訪れたのは、「ローソン一宮東浪見(いちのみや とらみ)店」(筆者撮影)
今回訪れたのは、「ローソン一宮東浪見(いちのみや とらみ)店」(筆者撮影)

 RVパークとは、キャンピングカーメーカー等でつくる業界団体・日本RV協会が認定する車中泊の施設。

 2024年12月時点で全国500ヶ所を越えており、温泉施設、宿泊施設、道の駅、遊園地など様々な施設の一部を活用しています。

 RVパークの認定を受けるためには、日本RV協会が定める、24時間利用が可能なトイレや、ごみ処理が可能などの条件を満たす必要があります。

 筆者もRVパークを利用した経験があり、手軽さと利便性の高さを実感しています。

 料金は1回1区間につき2500円〜3000円とあります。

 通常利用のRVパークの場合、登録の際、申請料3万円と年間登録料1万円がかかるのですが、日本RV協会によれば、今回は実証実験のために申請料と年間登録料はそれぞれ無料です。

 予約専用サイトで登録する必要がありますが、費用は使用料金だけ。支払いはクレジットカードのみです。

 実施期間は、2025年7月14日から2026年6月30日までの約1年間。チェックインは午後6時から、チェックアウトは午前9時まで。
 
 実施店舗側での対応する内容は、専用タブレットでの予約確認、対象車室専用の「置き看板」設置と撤去。

 受付セット(利用許可証、注意事項記載用紙、ごみ袋1枚)の手渡し、電源ドラムの貸出し、そして生ゴミの処理(専用のごみ袋1袋のみ)となっています。

【画像】超かっこいい! これが有名芸能人が手掛けた「軽バン」です。画像を見る!(30枚以上)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー