ホンダが「めちゃ“小さい”SUV」公開! 全長4m級ボディ採用&スポーティな「RS」アリ!? MTもあって楽しそうな「WR-V」尼国に登場
インドネシアのモーターショーに、ホンダのコンパクトSUV「WR-V」が展示されました。しかし、このWR-V、実は日本で売られているモデルとは“別物”だということをご存じでしょうか。
ホンダの超コンパクトSUV!
ホンダのジャカルタにおけるメインディーラーであるホンダ・ジャカルタ・センターは2025年6月20日、大規模見本市「ジャカルタ・フェア・ケマヨラン2025」への出展を発表しました。このイベントは、6月19日から7月13日までの期間、JIEXPOケマヨランで開催されます。
今回のホンダブースの目玉となるのは、ハイブリッドモデルの新型「HR-V e:HEV」です。HR-Vに、高効率で力強い走りを実現するハイブリッドシステム「e:HEV」が新たに搭載されました。
このイベントでは、HR-V e:HEVのほか、「WR-V」の実車も展示されました。WR-Vとは、どのようなモデルなのでしょうか。

この車名には、地域ごとに異なる複数のモデルが存在するという背景があります。グローバルで展開されるWR-Vには、大きく分けて二つの流れがあります。
一つは、インドネシアやタイなどのASEAN諸国で販売されているモデルです。これは、全長4060mmのコンパクトSUVです。
もう一つは、日本やインドで販売されているモデルです。こちらの実態は、インドで開発・生産されているグローバルSUV「エレベイト」であり、日本では「WR-V」の名称で輸入・販売されています。全長は4325mmで、ASEAN仕様よりも一回り大きなサイズとなっています。
つまり、同じ「WR-V」という名前でも、ASEAN諸国と日本では成り立ちもサイズも全く異なる“別のクルマ”が販売されているのです。
では、今回インドネシアのショーで展示されたWR-Vは、どのようなクルマなのでしょうか。
これは現地で生産・販売されているASEAN仕様のWR-Vです。その特徴は、若年層をターゲットにしたスポーティなデザインにあります。
上級グレードの「RS」には、専用のフロントグリルや17インチアルミホイール、流れるように点灯するシーケンシャルLEDウインカーなどが装備され、精悍なスタイリングを強調しています。
パワートレインには、クラス最高レベルの121PSを発揮する1.5L DOHC i-VTECエンジンを搭載。トランスミッションはCVT(無段変速機)が中心ですが、6速マニュアル仕様も設定されています。
安全装備も充実しており、最上級グレードには先進運転支援システム「Honda SENSING」が搭載されています。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。














































































