スズキ斬新「“デカい”ジムニー!?」に再注目! 6枚ドア「ワイドボディ」&ガバッと開く「観音開きドア」採用! まさかの“V6エンジン”搭載×ベタベタ仕様が個性的! NATS「ジムニーJ1」とは?
長年にわたり「東京オートサロン」へカスタムカーを出展してきた歴史のある日本自動車大学校(NATS)ですが、なかでも「東京オートサロン2024」では、軽自動車規格を大幅に超えた巨大な「ジムニー」を披露していました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
存在感ハンパない「巨大ジムニー」の仕様とは?
日本自動車大学校(NATS)成田校は、2025年6月27日に「東京オートサロン2026」に向けたカスタムカーの製作計画を発表会で公開しました。
NATSは、自動車業界で活躍する専門家を育成する4つの学科を擁し、特にカスタマイズ科は1997年の設立以来、卒業制作としてカスタムカーを製作し、東京オートサロンに長年出展してきた実績を持っています。
なかでも前々回の「東京オートサロン2024」では、軽自動車の枠を超えた巨大なスズキ「ジムニー」のカスタムカーが注目を集めました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。

ジムニーは、1970年に初代モデルが登場して以来、コンパクトなボディと優れたオフロード性能で知られる本格軽SUVです。
現行モデル(JB64型)は2018年に発売され、軽自動車規格の枠内で高い走破性と実用性を兼ね備えることから根強い人気を誇っています。
ジムニーの特徴は、梯子型フレームやパートタイム4WDシステムによる堅牢な構造で、悪路走破性に優れ、都市部からアウトドアまで幅広いシーンで活躍します。
シンプルかつ機能的なデザインも魅力で、カスタムベースとしても高い支持を集めています。
そんななか、NATSが東京オートサロン2024で展示した「ジムニーJ1」は、スズキのジムニーを大胆に改造したカスタムカーで、「シティオフローダー、街を駆ける」をテーマに掲げています。
この車両は、車幅を広げてアメリカの大型SUV「ハマーH1」を彷彿とさせる外観に仕上げられたことから、“和製ハマー”を意味する「J1」と名付けられました。
最大の特徴は、ジムニーのボディを2台分使用し、全長と全幅を大幅に拡大した点です。
全幅はジムニーを縦に切断し、従来比で80cmも延長。
さらに全長を伸ばすため、2台のジムニーのBピラーを切断して結合する構造を採用しています。
リアドアには、ジムニーの横開きドアを2台分活用した観音開きを導入し、独特のデザインを実現しました。
さらに、車両の低さが目を引くポイントです。
エアフォースジャパン製の「スーパーパフォーマンスキット」を搭載し、タイヤがほぼ隠れるほどの低車高を実現。
走行時には車高を8cm上げることができ、機能性とビジュアルの両立を図っています。
フレームにはスズキのSUV「エスクード」を使用し、エンジンにはエスクードの2.5リッターV型6気筒エンジンを搭載。
パワフルな走行性能を確保しています。
一方インテリアでは、拡張された荷室を活かし、全面にオーディオシステムを配置するなど、学生たちの創造力が光る仕上がりとなっています。
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東京オートサロン2026に向けて、NATSは新たなカスタムカーを準備しています。
出展予定の車両には、日産「グロリア(3代目)」をベースにしたローライダー風のカスタムカー、レクサス「LS460(4代目)」にトヨタ「ヴェルファイア(現行・3代目)」のフロントとリアを融合させた「ヴェルファイア セダン」、そしてダイハツ「コペンローブ」をベースにトヨタ「スープラ(現行・5代目)」を小型化した「C91 Supra」の3台が含まれます。
これらの車両は、NATSの学生たちの技術とアイデアが結集した作品として、来場者の注目を集めることでしょう。
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