車重2t超のトヨタ 新型「アルファード」燃費は悪い? 厳しい実燃費テスト敢行

「高級車だし、燃費を気にする人は買わない!」と思われがちですが、面倒な給油の手間が省けるなら燃費がいい方がよいはずです。予想外の売れ行きにトヨタ関係者もびっくりしている新型「アルファード」の実燃費をテストしてみました。

いかついデザインだけじゃなかった!新型「アルファード」の魅力

 帰路はACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を使い、小田原厚木道路を走り、厚木JCTで東名高速へ。小田原厚木道路は制限速度が70km/hの自動車専用道で、車速が低い分、燃費的にも有利なはずなので、ラクに20km/Lを超えるのではと予想したのですが、あらためて走ってみて気づいたことには、小田原から厚木にかけての上り線は、微妙に上り勾配となっているようで思ったほど燃費は伸びませんでした。

トヨタ 新型アルファードと筆者の岡本幸一郎氏

 海老名サービスエリアで距離34.9キロ、燃費16.7km/L。厚木JCTからは制限速度が100km/hとなりますが、それに従い東京インターまで走ったところ、距離65.9キロで燃費は15.0km/Lとなりました。結局、往路と同程度の燃費となりました。

 燃費とは別に1日中、新型「アルファード」を走って実感したのは、疲労感がとても小さかったことです。大柄なボディなので気を使って疲れるかな? と思いましたが真逆でした。これにはクルマ自体の基本性能として直進安定性が高まっている上に車線維持支援機能まで付いていることが大きく寄与したと思います。

 このように、やはり市街地での燃費のよさが光ったわけですが、ハイブリッド車は高速燃費がよろしくないといわれがちなところ、重量級の箱型ミニバンでありながら、高速道走行もこの燃費なら十分な数値ではないかと思います。

 さらに、先進安全支援システムや快適装備も充実し、走りもよくなった新型「アルファード」のハイブリッドモデルは、より魅力的な優等生ミニバンに成長したことがよく確認できました。高価なクルマながら飛ぶように売れているのも納得です。

【了】

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