ダイハツ斬新「4ドア“クーペ”」に注目! 全長4.2mの「ちょうどいい流麗ボディ」&旧車デザイン採用! “メーカー初”の普通乗用車をオマージュした「DNコンパーノ」とは?
ダイハツにとって創立110周年という節目の年である2017年に、「第45回 東京モーターショー」でコンパクトな4ドアクーペを初公開しました。一体どのようなクルマだったのでしょうか。
約50年前の名車をオマージュ!
2017年は、ダイハツにとって創立110周年という節目の年でした
【画像】「超カッコイイ!」 これがダイハツ斬新「4ドア“クーペ”」です!(30枚以上)
この記念すべき年の10月27日から11月5日に開催された「第45回東京モーターショー」にて、ダイハツはコンパクトな4ドアクーペを初公開しました。
一体どのようなクルマだったのでしょうか。

ダイハツは、2017年3月の創立110周年を機に、グループスローガンを刷新。
新しいスローガン「Light you up ~らしく、ともに、軽やかに~」を掲げ、同年10月27日から11月5日に開催された東京モーターショーに出展しました。
展示したコンセプトカーは、ワールドプレミア4車種4台、ジャパンプレミア1車種1台の計5車種5台。
少子高齢化や働き方の多様化など、急速に変化する社会環境の中で、ユーザーに寄り添うブランドを目指すダイハツならではの視点から、「軽やかに輝く暮らし」を提案するラインナップを展開しました。
商用EVモデルの「DN PRO CARGO」やコンパクトSUV「DN TREC」などが出展される中、「アクティブシニアのためのコンパクト4ドアクーペ」として登場したのが「DNコンパーノ」です。
このクルマは、1963年に発売され、ダイハツが初めて普通乗用車市場に参入した記念すべきモデル「コンパーノ」をオマージュしたもの。
ボディサイズは全長4200mm×全幅1695mm×全高1430mmで、コンパクトなサイズ感を実現しています。
エクステリアは、イタリアのカロッツェリア「ヴィニャーレ」に委嘱された初代コンパーノのコンパクトでスタイリッシュなイタリアンデザインを踏襲。
シルバーのルーフサイドパネルが、レッドのボディに映える特徴的なデザインです。
シャープで吊り上がった大きなヘッドライトと縦格子のフロントグリルを組み合わせ、近未来的な印象を与えます。
バックライトも角ばった独特なデザインで、クールな雰囲気を演出しています。
インテリアは、コンパクトながら4人乗りが可能な空間を実現。
ただし、DNコンパーノのテーマは「豊かなセカンドライフを彩る新しい提案」であるため、室内は大人2人がゆったりと過ごせる前席優先の設計となっています。
ブラックを基調とした室内には、赤いラインが随所に施され、スタイリッシュでスポーティなデザインが特徴です。
上質なシートに施された赤いステッチも目を引くアクセントとなっています。
また、クラシカルな丸型2連アナログメーターを採用しつつ、センターには大型モニターや車両操作用のスイッチを配置することで、クラシックとモダンを融合させたデザインを実現しています。
パワートレインには1.0リッターターボエンジンが採用され、加えて1.2リッターハイブリッドも搭載可能であることが示されました。
トランスミッションはCVT、駆動方式はFFです。
セカンドライフを彩る提案として、シニア向けにアレンジされたDNコンパーノですが、残念ながら現時点で市販化の予定は発表されていません。
今後、消費者のニーズがますます多様化する中で、ダイハツの新たな取り組みに期待が高まります。
このデザインより先輩ダイハツ・コンパーノの最終型の方が遥かに秀逸。
トヨタのパブリカ・デタッチャブル・トップ最終型も秀逸。