乗ってないし… オイル交換しないとどうなる? クルマの「血液」劣化のリスクとは
警告灯が点滅したらアウト?
――オイルの警告灯(油圧警告灯)が点滅した場合は、交換したほうがよいのでしょうか?
速やかに交換したほうがよいでしょう。警告灯がつくのは、エンジンオイル量が減少したり、オイルポンプに不具合があったりして油圧が下がったときです。エンジンがオーバーヒートする可能性もあります。
――警告灯が点滅する前に、交換のタイミングがわかる方法はありますでしょうか?
オイルを交換した直後は、運転フィーリングが変わるといわれますが、それ以降は徐々に劣化したり減ったりしていきますので、実際にはドライバーがフィーリングでエンジンオイルの交換時期を悟るのは難しい側面があります。たとえばガソリン車の場合は半年に1回交換すると習慣づけたほうがよいかもしれません。
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オートバックスセブンによると、クルマのエンジンはヒトの心臓に、エンジンオイルは、その心臓を流れる血液にたとえられるといい、クルマにとってエンジンオイルは最も重要なメンテナンス箇所のひとつだといいます。血液が老廃物を運び出すように、エンジンオイルはエンジンの動きを滑らかにし、内部の汚れを運び出し、錆びを防ぐという関係性があるのです。
ただ、クルマは人間のように自分で「血液」を作り出すことはできません。そのため定期的にオイルを交換する必要があるというわけです。オートバックスセブンは、加えて、エンジン内部の汚れを洗浄したオイルをろ過するオイルフィルターも、オイル交換の2回に1回は交換したほうがよいといいます。
【了】
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