トヨタの新型ワゴンSUV「クラウンエステート」人気すぎて“買えない”!? 発売早々に受注停止も「どうにかして手に入れたい!」購入できるかもしれない“裏技”が判明!
どうにかして手に入れる方法はある?
販売店に「どうにか手に入れる方法はないですか?」と尋ねると「クラウンスポーツの場合、販売店の展示車なら、台数が限られてグレードやボディカラーも選べませんが手に入ります」と返答され、「1台の車両を長く展示することはなく、登録してお客様に販売します」とのことです。
新車販売店に展示してあった車両の販売は、以前から各メーカーともに行っています。展示車として使われた車両ですから、通常の購入に比べて、値引き額を増やすことが多いです。
クラウンスポーツはどうでしょうか。
「クラウンスポーツでは、展示車も含めて、値引きは原則として行いません。それでも展示車を売りに出すと、購入を希望するお客様は多いです」
納車を急ぐなら、販売店に出向いた時に「展示車を売る時は連絡して欲しい」と伝えておくと良いでしょう。

ちなみに新型クラウンエステートやクラウンスポーツはグレードが少なく、ハイブリッドの「Z」とPHEVの「RS」だけ。
ボディカラーは両車ともモノトーン、2トーンをそれぞれ5種類ずつ用意しますが、全般的に選択肢が少ないため、希望に沿った展示車を見つけることができるのはないでしょうか。
このほか定額制カーリース(サブスクリプション)のKINTOを使う方法もあります。KINTOであれば、新型クラウンエステートのハイブリッドも契約できます(クラウンスポーツハイブリッドは対象外)。
ただしKINTOはカーリースで、リース期間満了後の買い取りはできません。走行距離の制約もあり、ペットの同乗も原則として禁じています。
契約期間は最長7年。借用していることを意識しながら大切に乗る必要があります。
また新型クラウンエステートの場合、ハイブリッドZは受注を停止させている販売会社が多いですが、PHEVであれば、前述の通り「3~5か月で納車できます」という返答が目立ちました。PHEVを検討する方法もあるでしょう。
新型クラウンエステートPHEV・RS(810万円)の価格は、ハイブリッドZ(635万円)よりも175万円高いですが、装備が充実しています。
プラグインハイブリッドと併せて、ショックアブソーバーの減衰力を変化させるAVS、後席シートヒーター、荷室に装着するデッキチェア&テーブルなども標準装着しました。この価格が約20万円に相当するため、価格差は実質155万円に縮まります。
さらにPHEVでは国から補助金が交付され、その金額が60万円ですから、実質価格差は95万円です。
自治体によっては、国とは別に補助金を交付しており、例えば東京都は45万円を交付するので最終的な実質価格差は50万円になります。
そして新型クラウンエステートPHEV・RSでは、1回の充電でWLTCモードにより最大90kmの走行が可能です。急速充電器も使えます。
バッテリー出力の違いにより、エンジンとモーターの相乗効果によるシステム最高出力も、ハイブリッドは243馬力ですがPHEVは306馬力まで向上します。
PHEVの機能と、補助金の交付状況次第では、購入の対象をクラウンエステートのハイブリッドからPHEVに切り替える方法もあるでしょう。
現時点で新型クラウンエステートは、購入しにくいクルマではりますが、実はいろいろな対策があるのです。
Writer: 渡辺陽一郎
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。
































































