2025年4月の軽自動車新車販売台数ランキングで、スズキ「アルト」は4786台を販売し7位にランクインするなど、安定した人気を誇っています。

　なかでも最も安価なエントリーグレードに対して、ネット上では多くの反響が集まっています。

　1979年に初代が登場したスズキ「アルト」は、イタリア語で「優れた」を意味する名前にふさわしく、経済性と実用性を兼ね備えた軽自動車として長年愛されてきました。

　初代は全国統一価格47万円という破格の値付けで市場に衝撃を与え、特に女性ドライバーから支持を集め、軽自動車市場の拡大に貢献。

　現在販売中の9代目モデルは2021年9月に登場し、現代のニーズに応じた進化を遂げています。

　なかでも最も安価な「Aグレード 2WD CVT」は、手頃な価格ながら日常の移動に十分な性能と装備を備えたモデルとして注目されています。

　Aグレードのボディサイズは長3395mm×全幅1475mm×全高1525mm、ホイールベース2460mmと、軽自動車らしいコンパクトさを実現。

　狭い道や駐車場での取り回しが容易で、日常使いに最適です。

　ボディカラーはダスクブルーメタリック、シルキーシルバーメタリック、ホワイトの3色を用意。

　丸みを帯びた親しみやすいデザインは幅広い層に受け入れられます。

　外装はハロゲンヘッドライト、手動式ブラックドアミラー、センターキャップ付きスチールホイールを採用し、シンプルながら実用性を重視した仕様に仕上げられています。

　内装は4人乗りの2列シート仕様で、ネイビーのデニム調シート素材にブラウンの背面カラーを組み合わせ、上質で落ち着いた雰囲気を実現。

　豊富な収納スペースも備え、買い物やドライブでの使い勝手を向上させています。

　シンプルながらも日常の利便性を追求した設計は、幅広い年齢層に支持されています。

　安全面では、スズキの先進技術「スズキ セーフティサポート」を標準装備。

　衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、ハイビームアシストなどが含まれ、エントリーモデルながら高い安全性が確保されています。

　低価格帯でも妥協のない安全装備は、初めての車やセカンドカーを求めるユーザーにとって大きな魅力です。

　パワートレインは660cc直列3気筒エンジン（R06A型）を搭載し、最高出力46ps、最大トルク55Nmを発揮。

　CVTトランスミッションと前輪駆動（FF）の組み合わせで、滑らかな走りを実現します。

　燃費はWLTCモードで25.2km／Lと優れており、燃料費の節約だけでなく環境にも配慮した設計が特徴。

　経済性とエコ性能を両立した走りは、日常の移動を快適にサポートします。

　なお、 Aグレード 2WD CVTの価格（消費税込み）は106万4800円と、軽自動車市場でもトップクラスに安価な設定となっています。

　その安さと魅力的なパッケージに、ネット上では「100万円ちょっとでこの装備はコスパ高い」「リッター25キロ以上走る低燃費が嬉しい」と、経済性を高く評価する声が多数。

「コンパクトで運転しやすそう」「狭い道でもストレスなし」と、取り回しの良さを称賛する投稿も目立ちます。

　また、「シンプルなデザインが長く乗っても飽きない」「内装オシャレじゃん」「安全装備が充実してて安心」と、デザインや安全性のバランスを支持する声も。

　一方で、「内装にもう少し豪華さが欲しい」といった意見も見られますが、全体的には「初めてのクルマや予算重視の人にピッタリ」と高評価のようです。