レクサスは2025年5月15日に「LBX」を一部改良し、新たなグレードを追加しました。

　どのような進化を遂げているのでしょうか。

　LBXは2023年12月に次世代レクサスモデルとして登場し、高級車の概念を変えるコンパクトSUVとして評価を得ました。

　プラットフォームにはTNGA GA-Bを採用し、専用チューニングを施すことで優れた操縦安定性を実現しています。

　ボディサイズは全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mmで、ホイールベースは2580mm。

　エクステリアはユニファイドスピンドルグリルを中心に据え、ダイナミックなプロポーションを描きつつ上質な存在感を放ちます。

　インテリアにはアンビエントイルミネーションや高質感パネルを配し、居心地の良さを追求しました。

　パワーユニットには、1.5リッターの直列3気筒エンジンとモーター、電気式無段変速機を組み合わせたHEVシステムを搭載。

　エンジンは最高出力91馬力・最大トルク120Nmを発揮し、94馬力の前輪用モーターと6馬力の後輪用モーターを組み合わせることで、滑らかな加速フィールと優れた燃費性能を両立します。

　さらにE-Four仕様では、四輪駆動による高い安定感が追加され、路面状況を問わず安心感のある走りを提供します。

　安全装備としてはLexus Safety System＋を全車標準搭載しており、プリクラッシュセーフティやレーントレーシングアシスト、レーダークルーズコントロールなど多彩な予防安全機能を備えています。

　くわえてパノラミックビューモニターやブラインドスポットモニターなどの運転支援機能がドライバーをサポートし、日常のドライブに安心感をもたらします。

　そんなLBXに今回実施された一部改良では、トヨタテクニカルセンター下山（TTC-S）の過酷なテストコースを活用して走り込みを徹底。

　まずリヤショックアブソーバーのシリンダサイズを拡大し、減衰力やEPS（電動パワーステアリング）の制御を最適化しました。

　その結果、段差通過時の突き上げをしなやかに受け止めつつ振動を速やかに収束させることに成功しています。

　同時にフロントアクスルの前後動を抑制し、ロードノイズを低減しました。

　静粛性の向上にも注力しており、ANC（アクティブノイズコントロール）を全モデルに標準設定。エンジンフェンダー部には吸音材を追加することでエンジン音や風切り音を効果的に抑制し、室内の静かな環境を一層高めています。

　また新グレードとして設定された「Active」は、駆動方式にFFとAWD（E-Four）を用意。乗車定員を5名に設定し、1.5リッター直列3気筒エンジン＋ハイブリッドシステムを搭載します。

　インテリアにはブラック＆レッドステッチのL texシート表皮を初めて採用し、耐久性と触感を両立。

　エクステリアカラーは全6色をラインアップし、「レッドスピネル＆ブラック」を含むツートーンも選択可能です。

　こちらと既存グレードの「Cool」「Relax」「Elegant」「Bespoke Build」とあわせて、多彩な世界観から好みに応じた組み合わせを楽しめます。

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　車両価格（消費税込）は、税込で「Bespoke Build」の2WDが550万円、AWDが576万円。「Cool」「Relax」の2WDが460万円、AWDが486万円。「Active」の2WDが440万円、AWDが466万円。「Elegant」の2WDが420万円、AWDが446万円です。