トヨタ「“新”ハイエース」が凄い! 2.8Lの専用“高出力エンジン”×走りの「スポーティサス」も採用! 精悍ブラック仕様がカッコイイ新「スーパーGL DARK PRIME S」どんなモデル?
商用バンの定番ロングセラー車であるトヨタ「ハイエース」に、新たな特別仕様車がデビューしました。どのようなモデルなのでしょうか。
コダワリの「高性能ブラック仕様」
トヨタ「ハイエース」は、長らく“商用バンの定番”として全世界的に絶大な支持を獲得しています。
現行型は通算5世代目(200系)で、2004年8月発売から小改良を施しながらも20年以上も販売し続けていますが、依然その人気を維持しています。
そんなハイエースですが、現行型としては異例ともいえる、手の込んだ特別仕様車が登場しました。それが「スーパーGL“DARK PRIME S”」です。

スーパーGL“DARK PRIME S”(以下、ダークプライムS)は、2025年2月に設定されました。
現行型の200系が、誕生20周年を迎えたことを記念するもので、特別な内外装と走行性能の向上を図っています。
ベースとなったのは、ハイエースのバンモデルのうち、上級のシート素材やカラードのバンパー、メッキ加飾、さらに乗用車のような上級タイプのリアシートを備える「スーパーGL」です。
まず特別仕様車の最大の特徴は、搭載される直列4気筒2.8リッターディーゼルエンジン「1GD-FTV型」の出力を向上させたこと。
通常モデルが最大出力151PS/最大トルク300N・m(30.6kg・m)であるのに対し、DARK PRIME Sではそれぞれ158PS/330N・m(33.7kg・m)へと、馬力だけでなくトルクもアップされ、余裕の走りをもたらしています。
加えてサスペンションにも手が入れられており、専用のショックアブソーバーを採用。ハイエースバンではサスペンションの設計が荷室に荷物を積んだ状態を想定しており、空荷だと硬く跳ねるような乗り心地になっています。
しかしダークプライムSでは、荷物を積まない空車状態でも心地の良いしなやかな乗り味を実現し、通常のスーパーGL以上に普段使いも可能になっています。
エクステリアでは、フロントグリルやバックドアガーニッシュなど、スーパーGL専用装備のメッキ加飾を、ダークで精悍な雰囲気のプラチナサテンメッキ化。さらにLEDヘッドランプのインナーをクリアスモークとし、スタイリッシュさを引き立たせています。
インテリアも特別感のあるダーク仕立てで、カーボン調パネルを施した本革巻きステアリングとシフトノブ、カーボン調のインパネアッパーパネルやパワーウインドウスイッチのほか、エアコンパネルやステアリングボタン周辺のシルバーパネルもダーク系に変更。
さらに、フロントドアトリムには高級車のような合成皮革素材があしらわれ、シートはトリコット×合成皮革となり、ホワイトのダブルステッチとダークプライム「S」の刺繍が施されるなど、所有欲を満たす上質な空間となっています。
機能装備も強化されており、通常ではオプションのデュアルパワースライドドアが標準になるほか、ドアを開いた際に足元を彩る車名ロゴ&イルミネーション付きスライドドアスカッフプレートも備わり、充実した内容になっています。
さらに安全装備では助手席側にSRSエアバッグ+プリテンショナー&フォースリミッター機構付シートベルト、シートベルト非着用ウォーニング+リマインダーが標準化されています。
また、スマートキーには専用ロゴが施され、オーナーの満足度もアップさせる、さりげないこだわりも取り入れられました。
ダークプライムSの価格(消費税込)は2WDモデルが420万円、4WDモデルが450万1200円。通常のスーパーGL(2WD)が377万5500円なので、40万円アップとなりますが、上記の内容を考慮すると比較的お買い得といえそうです。
またこれまでハイエースにはさまざまな特別仕様車が設定されてきましたが、商用バンという車種の特性上、内外装の手入れがほどんどであり、走行性能に関するチューニングが施されたことは極めて異例と言えそうで、注目の1台となっています。
Writer: くるまのニュース編集部
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