トヨタ新「ハチロク」がスゴい! ド迫力な「4本マフラー×斬新イエロー」新たに搭載! 初代オマージュした「GR86 Yuzu Edition」米国で登場! 国内導入どうなる?
トヨタの米国法人は、「GR86」の特別仕様車として「ユズエディション」を設定します。柚子のように鮮やかなイエローのボディカラーを持つモデルですが、日本導入の可能性はあるのでしょうか。
初代ハチロクをオマージュしたイエローボディ採用!
国産車としては貴重なFR(後輪駆動)レイアウトを持つスポーツクーペでありながら、比較的買いやすい価格帯ということもあり、年齢性別を問わず幅広いユーザーに支持されているのがトヨタ「GR86」です。

そんなGR86は国内だけでなく海外でも人気を博しており、北米市場では「Yuzu Edition(ユズエディション)」という特別仕様車が2026年モデルに設定されることが明らかとなりました。
このモデルは米国のGR86の上級グレード「Premium(プレミアム)」をベースとした特別仕様車で、860台限定が2025年秋ごろに発売されるとのこと。
車名にもあるように、「Yuzu」つまり“柚子”のような黄色いカラーの「ユズイエロー」のボディカラーを身にまとっていることが最大の特徴です。
なお、このユズイエローは、GR86の前身である初代「86(ハチロク)」、北米ではサイオンブランドから「FR-S」としてラインナップされていた時代の特別仕様車「Release Series 1.0」(2014年)をオマージュしたものとなっています。
そしてユズエディションでは、内外装ともにユズイエローとブラックのコントラストが与えられており、外観は18インチのアルミホイールやドアミラーなどをブラックとし、内装はブラック基調の内装色にイエローのステッチをプラス。
特にシートにはウルトラスエードの表皮にイエローのパンチング加工が施されるなど、かなり印象的なものとなっているのもポイントでしょう。
一方のメカニズムにおいてはベース車のものを基本的に踏襲しており、エンジンは最高出力228hpを発生する2.4リッター水平対向4気筒エンジンを搭載し、トランスミッションは6速MTおよび6速ATを設定。ブレーキにはブレンボ製のキャリパーが与えられ、ショックアブソーバーはSACHSダンパーが装着されました。
公開されている画像ではエアロキットや4本出しのエキゾーストパイプなどを装着している姿を見ることができますが、これは追加アクセサリーとして用意されているもの。日本でもディーラーオプションの「GRパーツ」にラインナップされているものと同形状のものと思われます。
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現在、国内で販売されているGR86にはユズイエローのようなポップで明るいカラーは設定されていません。
ちなみに、2023年には北米の「トレノエディション」と同等の仕様をもつ「RZ“40th Anniversary Limited”」が、2024年には同じく北米の「Hakone Special Edition」と同等の「RZ“Ridge Green Limited”」がそれぞれ日本でも登場しています。
前者は、かつての「AE86(スプリンタートレノ)」で人気だった「パンダトレノ」、後者は初代86にも設定されたシックなグリーンのボディカラーを再現したような特別仕様車でした。
今回のユズエディションも、名前を変えて日本へ導入される可能性は高いと言えるのではないでしょうか。ぜひ国内導入を期待したいところです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。












































