日産「高級ミニバン」の「“純正”車中泊」仕様がスゴい! 4人が寝られる「エルグランド」!? 「コンロ・シンク」&「2段ベッド」も装備の「フィールドベース」とは

日産「エルグランド」は、他社に先駆け高級ラージクラスミニバンのカテゴリーを生み出したパイオニアです。さまざまなバリエーションがあるなか、初代モデルには純正キャンパー仕様「フィールドベース」が設定されていたのは意外と知られていません。どのような仕様なのでしょうか。

ライバルのグランビアに圧勝

 3ナンバーサイズの大型ミニバンという観点では、トヨタが1995年に「グランビア」を先行して発売していましたが、同車は海外向けのセミキャブオーバー型商用バンの「ハイエース」(XH10系)の車体を利用していたことから、乗用専用のプレミアムミニバンのパイオニアはエルグランドである、といえます。

 ちなみにトヨタは、グランビアの5ナンバーサイズ兄弟車として設定された「ハイエース・レジアス/レジアス」では、日本国内でも商用バンの「ハイエースレジアス/レジアスバン」を販売していました。

ラージクラスの「高級ミニバン」というジャンルを開拓した初代・日産「エルグランド」
ラージクラスの「高級ミニバン」というジャンルを開拓した初代・日産「エルグランド」

 発売時のエルグランド最上位グレード「X」のガソリン・4WDモデルは400万円に迫る高価格車でしたが、日本に高級大型ミニバンという新しいジャンルを生み出したエルグランドの販売は絶好調。

 多い時には月に約1.5万台も売れました。

 これを見たライバルのグランビアは、1998年に「5VZ-FE」型3.4リッターV6エンジン(エルグランドより10PS高出力)を追加、1999年にフロントマスクを派手に再整形して追撃。よりアクの強いグリルが与えられた、トヨペット店向け兄弟車「グランド・ハイエース」もリリースしましたが、それでもエルグランドの牙城を崩すことはできませんでした。

 さらにエルグランドは追い打ちをかけるように、1999年にディーゼルエンジンを3リッターDOHCターボの「ZD30DDTi」に、2000年にはガソリンエンジンを3.5リッターDOHCの「VQ35DE」に換装。それぞれ最高出力は170ps /240psへと向上しており、エルグランドの人気をさらに高めました。

 一方、エルグランドに負けたトヨタは、2002年に初代「アルファード」を発売。ほぼ同時期に2代目にフルモデルチェンジしたエルグランドの販売台数を圧倒して雪辱を果たしています。

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