トヨタ「新型カローラクロス」発表! 斬新グリル&“日本初”の画期的ウインカーも採用! 走りの「GRスポーツ」も初設定! 全車HVモデル化の「SUVの定番」大幅改良し発売
トヨタは新型「カローラクロス」を発表しました。どのような進化を遂げたのでしょうか。
大衆の「カローラ」初のSUVが大幅改良
トヨタは2025年5月23日、新型「カローラクロス」を発表しました。同日に発売しています。
【画像】超カッコいい! これがトヨタ「新型カローラクロス」です!(30枚以上)
新型カローラクロスはどのような進化を遂げたのでしょうか。

カローラシリーズは、1966年に登場したトヨタのロングセラー乗用車シリーズです。
「良品廉価」「変化」「プラスアルファ」をキーワードに、60年近くにわたって展開しつづけ、150以上の国と地域で累計約5546万台(2024年12月まで)を販売。
トヨタのみならず、大衆車の定番として全世界的に親しまれています。
このうち、カローラクロスは2020年7月に発表されたシリーズ初のコンパクトSUVです。
世界的なSUV需要の高まりから登場した背景があり、カローラシリーズ共通の扱いやすさやスタイリッシュなデザインはそのままに、広い室内とラゲッジスペースを特徴としています。
タイでの初公開を皮切りに、翌年の2021年9月からは日本でも販売を開始し、さらに欧州地域やアフリカでも展開するなど、シリーズ初のSUVながら、世界戦略モデルのひとつへと成長しました。
今回登場した新型は現行型の大幅改良モデルで、「良品廉価」「変化」「プラスアルファ」を追求し、「お客様に寄り添い、時代の変化に応える」ことを狙ったといいます。
主にデザインの一新に加え、グレードの整理とパワートレインのHEV(ハイブリッド)一本化、新グレードの設定などが行われました。

また、新型では生産工場をトヨタ自動車東日本(TMEJ)の岩手工場に変更。カローラという量販車を東北で生産することで、地域の活性化やものづくり発展も目指しています。
デザインではフロントフェイスにバンパー一体の新しいハニカムデザインのグリルを採用。グリル上部中央にはセンターランプを配し、力強い新デザインのヘッドライトと合わせて一文字で点灯することで、先進的なイメージを与えています。
ヘッドライト内蔵のウインカー(方向指示器)には、日本車として初めて「シグナルロードプロジェクション」を採用しました。ウインカーを点灯させると、路面に矢印型の光りが投射され、歩行者や周囲の交通に進行方向を伝える安全機能です。
今回のカローラクロスへの採用は、「大衆車であるカローラでチャレンジすることで、安全な機能が広まってほしい」という想いがあるといいます。
リアもテールランプがフルLEDに変更され、横基調の灯体を採用したほか、エンボスタイプの新たなリアエンブレムを備え、上質なデザインを実現しました。
インテリアではシフトノブ周辺を変更し、使い勝手とデザインのリフレッシュを図りました。また「イルミネーテッドエントリーシステム」を備え、細い幅のLEDが点灯することで、先進性と質感を追求しています。
先進機能では、最新の予防安全パッケージ「トヨタ セーフティ センス」のほか、高度運転支援の「トヨタ チームメイト」も設定しています。
このほか、一部グレードでシートベンチレーション機能やパノラミックビューモニターの設定や、装備の標準装備化などを図っています。
パワートレインは電動化の推進とカーボンニュートラルへの貢献を目指し、ガソリンハイブリッドに集約。従来の2リッターのガソリンモデルはラインナップから落とされています。
通常モデルは1.8リッターガソリンハイブリッドで、最高出力140馬力を発揮。電動モジュールを刷新した最新のハイブリッドシステムを採用し、優れた燃費性能と高い走行性能を実現しました。
駆動方式は2WDに加えて4WD(E-Four)も用意しますが、4WDモデルでは、雪道での安定性と操縦性を向上させる新開発の「スノーエクストラモード」をトヨタ初採用しました。リアモーターの駆動を制御し、安定した走行が可能になっています。
ラインナップでは、スポーツグレードの「GR SPORT」を日本国内モデルとして初めて設定しました。
専用の2リッターエンジン+高出力モーターの搭載に加え、ボディ剛性の強化やハード仕様の専用サスペンション、マニュアル操作可能な6速シーケンシャルシフトを採用。
また、大開口のロアグリルを持つフロントフェイスや軽量な専用19インチホイール、専用スポーツシートなど、GR SPORT専用のスポーティな内外装を備えています。
新型カローラクロス 大幅改良モデルの価格(消費税込)は276万円から389万5000円です。なお、GR SPORTのみ8月4日に発売予定となっています。
前から見ると、デカくなった「ライズ」に見えるのですが、間違いですか?
このデザイン、嫌いではないです。