2025年4月に中国で開催された「2025 上海モーターショー」にて、Chery Automobile（奇瑞汽車）は新型「HIMLA（ヒムラ）」を正式発表しました。

　新型ヒムラとは一体どのようなクルマなのでしょうか。

　新型ヒムラは、中国の自動車メーカーであるCheryが製造する、ピックアップトラックの新たなシリーズとなるモデル。

　ピックアップトラック市場が世界的に急成長を遂げる中、Cheryのトラック部門における戦略的野心の具現化でありつつ、従来型のピックアップトラックの未来を再定義するものである、として発表されました。

　また“HIMLA”という名は、山の頂への畏怖と征服の精神からヒントを得たもので、同車のユーザーに相応しい大胆かつ実践的な価値観を表現しています。

　そんなヒムラシリーズは、Cheryのグローバル戦略の支柱という位置づけで、小型／中型／大型を網羅するフルラインナップ体制を構築し、ガソリン／ディーゼル／純電気駆動を含む複数のパワートレインを展開する予定です。

　そして上記のような多面展開により、商業輸送や家族での移動、オフロード走行といった幅広いニーズに対応。

　新エネルギーの採用とインテリジェントの革新を通じて、ピックアップトラックという存在をより高級化路線へと導き、乗員の快適性と安全性を重視したクルマへ進化させる、と宣言しました。

　新型ヒムラのエクステリアは、フロントに巨大な八角形グリルを採用しており、大きく装着されたCHERYの文字が特徴的。トヨタが北米で展開中のピックアップトラック「タンドラ」にどことなく似たデザインでもあります。

　また独立したLEDライト、大きくワイドな前後フェンダー、全体的に四角いボディデザインが力強い印象を与えます。

　足回りには、アルミホイールと全地形タイヤを装備。

　インテリアは、大型の中央スクリーンとデジタル時計クラスターなど、高級感の漂うデザインが目を引きます。

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　Cheryの新たなピックアップトラックシリーズとして発表された、新型ヒムラ。

　現在判明している情報は上記のような内容に限られており、詳細については今後の続報を待つ必要があります。

　果たして今後は新型ヒムラがタンドラのライバルとして成長するのか、今後の推移に注目のモデルです。