全長わずか4.1m! 日産「“小型”GT-R」がスゴかった! 「カッコいい!」「乗ってみたい!」の声! V6ターボ×アテーサE-TS搭載のモンスター仕様「ジュークR」英国モデルへの反響は?
かつて、日産「GT-R」のパワートレインを移植したモンスタースペックの「ジュークR」というコンパクトSUVが存在しました。同車について、どのような反響があったのでしょうか。
「GT-R」のエンジンをコンパクトSUV「ジューク」に搭載!?
2007年に登場した日産「GT-R」(R35型)は、2025年8月に生産終了することになりました。
日産のハイパフォーマンス・スポーツカーとして君臨してきたGT-Rですが、同社の強烈なスペックを誇るパワートレインを搭載したコンパクトSUVが存在しています。
それが「ジュークR」です。

ベースとなったジューク(初代)は、日本では2010年から2019年の期間で販売。全長4135mm×全幅1765mm×全高1565mmという扱いやすいコンパクトなサイズで、1.5リッターガソリンまたは1.6リッターターボエンジンにCVTを組み合わせたパワートレインを採用しました。駆動方式はFF(前輪駆動)と4WDが選択できます。
ジュークといえば、斬新なデザインも特徴のひとつとなっていて、クーペ風のフォルムに、ヘッドライトが2つあるような独特なフロントマスクを備え、個性的なカラーバリエーションを展開。
大ヒットとはならないまでも、それまでの日本市場にはなかった扱いやすいサイズのSUVとして、現在のコンパクトSUV人気の火付け役となりました。
そして、欧州日産は2011年10月4日にジュークRを発表。同社のテクノロジーセンター(NTC-E)が開発し、イギリスのモータースポーツおよびハイパフォーマンスエンジニアリングを事業とする大手「RML」が製造を担当しました。
ジュークRのパワートレインには、GT-Rと同型の3.8リッターV型6気筒DOHCツインターボエンジン「VR38DETT」型を搭載。さらに、GT-Rと同じ6速DCTと4WDシステム「アテーサE-TS」を組み合わせ、487馬力を発揮します。
ハイパワーに対応するため、ボディはロールゲージで補強され、高剛性のハイパフォーマンスサスペンションが組み込まれました。
また、FFベースでGT-Rよりもホイールベースが短いジュークに対応するため、専用のプロペラシャフトが採用されたほか、前後重量配分も調整。
当時のGT-Rと同じエンケイの20インチホイールを履き、フロントバンパー下部には5つのエアダクト、リアには2分割のスポイラーを装着するなど、強烈な存在感を放つモデルが完成しました。
発表当時はワンオフのショーカーでしたが、発表の翌年2012年5月に、英国日産が限定販売することを発表。最高出力は545PSへ引き上げられ、最高速267kmをマークする過激なクロスオーバーSUVとして登場しています。
価格は50万ユーロから。当時の為替レートで約5000万円という超高額で販売されました。
その後、2015年に開催された英国のモータースポーツイベント「ウッドストック・フェスティバル・オブ・スピード」で、進化を遂げた「ジュークR 2.0」を公開。
「GT-R NISMO」の600馬力エンジンにアップデートされ、デザインをさらにGT-Rに近づけた変更を加えたモデルですが、こちらは市販化には至っていません。
このジュークRに関して、今でもネット上でさまざまな反響が見られます。
「カッコよすぎ」「デザイン最高なんだよな」「絶対楽しそう」「限定で市販されたんだ!」など、デザインや走りに興味を示す声が集まっています。
「2代目ジュークでも出てくれないかな~」と現行モデルをベースにしたジュークRに期待する声のほか、「これ、GT7で出すべきじゃん」と、プレイステーション4/5でプレイできるドライビングシミュレーションゲーム「グランツーリスモ7」の車両に加えてほしいといった意見も寄せられました。
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