35年振り復活! 伝説の“ターミネーター2”仕様!?の「FAT BOY」発表! フル“鏡面仕上げ”&新型“Vツインエンジン”採用! 伝統のクルーザーバイクに特別仕様車「Gray Ghost」登場!
ハーレーダビッドソンの伝説的なモデル「FAT BOY」が、2025年モデル「Gray Ghost」として復活。世界的な人気を誇った初代へのオマージュとして、どのような進化を遂げたのでしょうか。
伝説の「FAT BOY」が再び!
ハーレーダビッドソン(以下、ハーレー)は2025年5月9日、2025年モデルの「アイコンズモーターサイクルコレクション」として「FAT BOY Gray Ghost」を発表しました。

アイコンズ モーターサイクル コレクションは、ブランドの歴史に名を刻む伝説的なモデルを現代の技術とデザインで再解釈した限定生産シリーズです。毎年1モデルのみが発表され、各車両にはシリアルナンバーが付与されるなど、コレクターズアイテムとしての価値も高く評価されています。
その第4弾として登場したのが「FAT BOY」誕生35周年記念モデル「Gray Ghost」です。
FAT BOYは、1988年から1989年にかけてウィリー・G・ダビッドソンがプロトタイプをデイトナに持ち込み、ライダーからのフィードバックを得て誕生しました。
1990年に正式販売が開始され、1991年には映画「ターミネーター2」でアーノルド・シュワルツェネッガーが乗ったことで一躍世界的な人気を獲得し、ハーレーを象徴する存在となりました。
Gray Ghostは、その初代モデルの伝説的なデザインをオマージュしつつ、現代のテクノロジーを纏った特別仕様車です。
外装デザインは、初代モデルのシルバーとイエローの配色を再現しつつ、最新のPVD(物理蒸着)プロセスによる鏡面仕上げを採用しています。これにより、クロームのような輝きを持ちながら耐久性も向上しています。フューエルタンク上部には、シリアルナンバーが付けられています。また、リアフェンダーには「Icons」メダリオンが装着され、限定モデルであることを示しています。
ハンドル周りには、人間工学に基づいた直感的なコントロールが配置され、クルーズコントロールや選択可能なライドモード(ロード、レイン、スポーツ)を素早く操作できます。また、5インチのタンク搭載アナログゲージとデジタルディスプレイが組み合わされ、ギアポジションやライドデータを表示します。
足回りは、サスペンションに再チューニングされたモノショックリアサスペンションが採用され、快適さとアグレッシブな走行性能を両立しています。また、18インチの削り出しレイクスターホイールとシングルディスクブレーキが装備されています。
パワーユニットは、1923ccミルウォーキーエイト 117カスタムV-Twinエンジンを搭載。最大出力101馬力、最大トルク165Nmを発揮します。クラシックなスタイルの丸形エアクリーナーと組み合わせることで、力強い加速と高速道路での快適なクルージングを実現しています。
燃費性能は、5.5リットル/100km(約18.2km/L)と公称されており、パワフルなエンジン性能とバランスの取れた燃費性能を両立しています。
機能面については、ライダーの安全性を強化する機能として、ABS(アンチロックブレーキシステム)、TCS(トラクションコントロールシステム)、DSCS(ドラッグトルクスリップコントロールシステム)、TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)などが搭載されています。これらの機能により、さまざまな走行状況でも安定したライディングが可能です。
カラーバリエーションは、初代モデルオマージュのシルバー1色展開となっています。
販売価格(消費税込)は、362万7800円です。
FAT BOY Gray Ghostは、全世界で1990台の限定生産で、日本には234台が入荷されます。各バイクにはシリアルナンバーが付与され、コレクション価値も高い1台です。
ハーレーダビッドソンの歴史と革新を象徴するモデルとして、過去と未来をつなぐ特別な1台となっています。
Writer: くるまのニュース編集部
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