トヨタ新「ランドクルーザー」公開! 旧車デザイン採用の「オープン仕様」がスゴイ!オレンジ内装も良すぎる「ROX」米で登場

2025年4月18日、ニューヨークオートショーでトヨタ「ランドクルーザーROXコンセプト」が登場しました。“ランドクルーザーの原点”に立ち返ったその姿とは、どのようなものなのでしょうか。

原点回帰のROX

 2025年4月18日から開催された「ニューヨークオートショー2025」において、トヨタは新たなコンセプトモデル「ランドクルーザーROXコンセプト(以下、ランクルROX)」を出展していました。

 このモデルは、2024年11月のSEMAショーで初公開され、“次世代のオフローダー像”を体現する1台として大きな注目を集めました。

旧車スタイルがイイ!
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 ランクルROXは、ランドクルーザーシリーズが育んできた「本格クロスカントリービークル」としての思想を現代的に再解釈したモデルであり、トヨタはこれを「Recreation Open eXperience(原点への回帰と新たな探求)」というキーワードで表現しています。

 現行ランドクルーザー(日本名:ランドクルーザー250)をベースとしたモデルで、コンパクトかつ実用的なオフローダー志向を強めた構成となり、無骨で機能性を重視したディテールが随所に盛り込まれています。

 エクステリアでは、ベースとなったランドクルーザーのルーフとリアクォーターを大胆に排除し、完全なオープンエア構造を採用。上部と下部が開口した“スケルトンドア”や、ピックアップスタイルのオープンデッキ、専用設計のソフトトップが組み合わされ、オフロード志向の強いスタイリングに仕上げられています。

 さらに、ロールケージ、ハイリフトスチールバンパー、ブラッシュガード、ワイドフェンダーなども装着され、力強さと耐久性を両立。ボディカラーには、かつてのランドクルーザーを想起させる「スプリンググリーン」が用いられ、フロントにはレトロ感を演出する「TOYOTA」ロゴが配されています。

 インテリアには、オープン構造に対応した耐候性素材が採用されており、レトロかつ鮮やかな“ヘリテージオレンジ”のレザーで仕上げられています。シートやパネルの一部には3Dプリントパーツが使われ、機能性と耐久性を両立。

 また、ドアパネルにはサングラスやツールを収納できるウェビングが装備され、アウトドアユースに最適化されています。さらに、テールゲート部分には簡易座席が設けられており、キャンプなどの場面でリラックススペースとして活用できます。

 ROXコンセプトの意義は、単なるレトロデザインやカスタムトレンドの追従にとどまりません。トヨタは“ランドクルーザー”の名に通底する価値を改めて見つめ直し、これからの時代にふさわしい“走破力”と“持続性”を兼ね備えた新たなランドクルーザー像を模索しているといいます。

 市販化については現時点で発表されていませんが、そのデザインや思想は今後の市販モデルや純正カスタムパーツの展開に影響を与える可能性もあります。

 ランドクルーザーの歴史と伝統を未来に受け継ぐ存在として注目されるROXコンセプト。オフロード愛好家はもちろん、“クルマで冒険したい”というすべてのユーザーにとって、強く心に響く1台となりそうです。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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