日産「新型エルグランド」まもなく登場へ! 15年ぶり“全面刷新”で「1.5Lハイブリッド」の低コストユニット搭載!? 斬新「ウロコ顔」デザイン採用で26年発売へ! どう進化する?

日産のフラッグシップミニバン「エルグランド」の新型が一部公開されました。どのような進化を遂げるのでしょうか。現時点での最新情報を紹介します。

燃費性能と価格帯にも注目か

 2025年4月22日に行われた日産の新ブランドコミュニケーション発表会「NISSAN START AGAIN 2025」にて、新型「エルグランド」の一部デザインが公開されました。
 
 これまで、具体的な話が少なかった新型エルグランドですが、いよいよフルモデルチェンジが現実的なものとなりそうです。
 
 今わかっていることから、次期エルグランドがどんなモデルとなるか整理して紹介していきます。

15年ぶりにフルモデルチェンジする日産「エルグランド」
15年ぶりにフルモデルチェンジする日産「エルグランド」

 まず、今回あらわになったデザインに関して見てみましょう。

 ティザー画像であるため、その全貌ははっきりと分かりませんが、ライトデザインに関してはフロントもリアも、トレンドである横一文字のデイライトを採用するように見えます。

 また、ヘッドライトやグリル周りには、細かい「ウロコ」のようなデザインが施されているのも特徴的です。

 このデザインは2023年10月開催の「ジャパンモビリティショーで」展示されたプレミアムミニバンのコンセプトカー「ニッサン ハイパーツアラー」からインスピレーションを得たものだと思われます。

 ニッサン ハイパーツアラーのデザインは当時、日本の伝統工芸のひとつである組木をモチーフにしたものだとアナウンスされていました。それが新型エルグランドにも生かされているものと思われます。

 インテリアにもこの組木デザインがどのように反映されるかが注目したいところです。

 そしてメカニズムに関する発表もありました。第3世代「e-POWER」ハイブリッドを搭載し、エンジンは新開発となる、発電専用の1.5リッターとなるようです。

 以前の発表では、第3世代e-POWERは欧州市場で登場するSUV「キャシュカイ」から搭載されるとあったので、このパワーユニットの詳細が完全に明らかになるのはもう少し先になると思われます。

 ただし、主要部品を共有するモジュール化構造を採用していて、以前よりも小型かつ軽量で、音振性能の向上も図られています。

 また、従来のe-POWERの課題であった高速域での燃費は15%向上させているとのことで、ウィークポイントの改善にも期待が持てます。

 今回のエルグランドに関する発表によると、大幅な静粛性と燃費の向上を実現しているそうです。

 また、以前の発表で第3世代e-POWERはBEV(バッテリー電気自動車)モデルとモーターやインバーター、減速機を共用していることが発表されました。

 これはコスト的にも有利になるものと思われます。ユニットも小型化されているので、価格と室内空間で他のラージサイズミニバンに比べて、どれくらい競争力のあるミニバンに仕上がってくるかにも期待が持てます。

 なお、新型エルグランドの発売は2026年度を予定しているとのことです。そこへ向け、徐々に情報が明らかになっていくことでしょう。

 今でこそ高級ミニバンと言えばトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」一強となっていますが、かつてそのブームを作ったのは1997年にデビューしたエルグランドでした。

 15年ぶりの全面刷新となる新型エルグランドが、現在の高級ラージサイズミニバン市場にどんな変化をもたらすのか、注目です。

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Writer: 西川昇吾

1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。

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