希望ナンバー「358」全国デビュー、なぜ? 人気の理由が分かれば「1031(天才)!」 さらに「3588」も! 増加する「謎の番号」とは
なぜ「358」は人気なの? 理由はコレだった!?
過去に東京モーターショー/ジャパンモビリティーショーの全国自動車標板協議会ブースにて配布された、地域・車種区分別の「人気ナンバーランキング(2015年、2017年、2019年、2023年)」で「358」の変化を見ることが出来ます。
2015年版は地域別、車種別含めて「358」が10位内にランク入りしているところは「5・7ナンバー(小型車)」で郡山6位、盛岡3位、「軽自動車」で佐賀10位、沖縄3位です。
2017年版になると各地でランク入りが増えてきます。「3ナンバー(普通車)」で盛岡8位、「5・7ナンバー(小型車)」で郡山5位、盛岡3位、平泉4位、前橋4位、奄美2位、佐賀9位、沖縄7位。
そして「軽自動車」では、会津10位、盛岡7位、富山7位、前橋8位、岡崎6位、豊橋6位、鳥取8位、高知9位、久留米8位、佐賀5位、長崎8位、大分10位、宮崎5位、鹿児島9位、奄美10位、沖縄2位という結果に。
2019年版はさらに全国で増えてきます。「3ナンバー(普通車)」では全国25の地域で10位内、「5・7ナンバー(小型車)」では38の地域で10位以内、「軽自動車」では75の地域で10位内と、2019年当時すでに、「358」は軽自動車で圧倒的に多い希望番号ということがわかります。
そして、2025年5月時点の最新データとなる2023年版になると、358は「3ナンバー(普通車)」では91の地域でランクイン(3588は10地域)、「5・7ナンバー(小型車)」では96の地域でランクイン(3588は19地域)。「軽自動車」では125の地域でランクイン(3588は34地域)。

2015年に小型車+軽自動車で全国4地域でのランクインだった358ナンバーは、その後、急速に人気が広まり、2023年には軽自動車で全国1位、小型車で6位、普通車でも9位にランクインし、ついに2025年5月からは全国対象の抽選指定番号となりました。また、下二ケタが8のぞろ目となる「3588」の人気もこれからますます拡大しそうです。
そんな358ですが、一見人気の理由が数字からは読み取れません。現在の諸説ある理由には以下のものが挙げられます。
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・風水学上で「3」は金運、「5」は財運、「8」は最高の数字を意味する
・エンジェルナンバーのひとつとして紹介されている
・著名作家が聖なる「数字・パワーを持つ数字」と紹介していた
・仏教の開祖である釈迦が悟りを開いたとされるのが35歳8か月
・江戸幕府の将軍の中で広く知られているのが3代・徳川家光、5代・徳川綱吉、8代・徳川吉宗である
・中国の小説「西遊記」では僧侶・三蔵法師の従者として沙悟浄(3)、孫悟空(5)、猪八戒(8)が登場する
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なお、希望番号を申し込みたい場合は、インターネットで「希望番号申込サービス」ページにアクセスします。
こちらでは毎週日曜日21時までに申し込まれた分が翌日月曜日に抽選される仕組みで抽選結果も同じサイトで調べることが可能です。
現在、同じナンバーを申し込んでいる人が何人いるのか、などの申し込み状況も同サイトでわかるようになっています。
インターネットの他、対面での申し込みも可能ですが、申し込み先はそれぞれ「品川」が「(一財)関東陸運振興センター 品川支部」、「横浜」が「(一社)神奈川県自動車会議所横浜事業所」、「宇都宮」が「(一社)栃木県自動車整備振興会宇都宮事務所」など、地域ごとに異なっています。
なお「358」が一般希望番号で申し込めるのはインターネットの「希望番号申込サービス」の場合、令和7年5月11日(日曜)の21時が最後となります。窓口での申し込みは各地で異なるため電話等で確認をしてください。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。
















































