110万円! 新型「めちゃ小さいクルマ」が凄い! チョイ乗りや高齢者にも「ちょうどいい」全長2.5メートル! “エアコン”も搭載した「おひとり様モデル」KGモーターズmibotとは

軽自動車よりも小さなサイズの「ミニカー」として話題の「ミボット」とは、どのようなクルマなのでしょうか。

110万円! 新型「めちゃ小さいクルマ」が凄い!

 昨今注目を集めているのが、軽自動車よりも小さなサイズながらも公道走行が可能な「ミニカー」です。
 
 そんなミニカーには海外メーカー製のものが多いものの、国産モデルも登場しており、なかでも直近で大きく話題になった1台がKGモーターズの「mibot(ミボット)」です。

110万円! 新型「めちゃ小さいクルマ」が凄い!
110万円! 新型「めちゃ小さいクルマ」が凄い!

 ミボットは、広島にある小型モビリティの製造・販売メーカー「KGモーターズ」が開発した一人乗りミニカー。

 そもそもミニカーとは、「総排気量20ccを超え、50cc以下または定格出力0.25kW超0.6kW以下の原動機を有する普通自動車」のこと。

 さらに「輪距が50cmを超える三輪以上のもの」「輪距が50cm以下で、車室を有する四輪以上のもの」「輪距が50cm以下で、側面が構造上開放されていない車室を有する三輪のもの」のいずれかに該当する車両が、ミニカーとして登録可能となっています。

 そして昨今は、手軽に充電して走れる「電動ミニカー」が主流になっており、今回取り上げるミボットも同様の電動ミニカーです。

 ミボットのボディサイズは2490mm×全幅1130mm×全高1465mmと非常にコンパクト。

 狭い道でも幅を心配せずに通り抜けることができ、住宅街など道幅の狭い場所でも楽に走行可能。クルマをダウンサイジングする高齢者や、「近くのコンビニまで乗る」といったチョイ乗りにも最適なサイズ感になっています。

 また運転にあたって必要な免許は、一般的な「普通自動車免許」なので、多くの人が運転できます。

 ツートンカラーと丸いヘッドライトが特徴のエクステリアは、「80年代のポラロイドカメラをイメージした」というレトロな雰囲気と、近未来的なスタイルを組み合わせた個性的なデザイン。まるでおもちゃのクルマのような可愛らしさもあります。

 エクステリアと同じツートンカラーのインパネが目立つ室内は、先述のとおり「一人乗り」のため、シートがひとつだけ設置されています。センターポジションの座席周りはシンプルにまとめられており、速度や空調の操作、車両情報の確認はタブレット型の液晶モニターで行う仕組みです。

 エアコンもしっかり装備しているため、季節や環境にとらわれず、しっかりと実用に耐えうる内容を取り揃えています。

 運転席後方はラゲッジスペースです。最大積載量は45kgと大きく、「18リットル灯油タンク」が2つ余裕をもって乗せられるほどのスペースを確保。日常の買い物程度であれば、問題なく積み込めるサイズです。

 充電は100Vの家庭用コンセントで行います。専用の充電設備は必要ないため、100Vの家庭用コンセントさえあれば充電可能という手軽さも特徴。また、フル満充電までの時間はおよそ5時間で、航続距離は約100kmです。

 そして原付ミニカー規格に分類されるミボットは車検の必要がなく、購入時の車庫証明も不要なので、維持費を安く抑えられることが可能。

 ミボットの販売価格(消費税込)は110万円と、現代の多くの軽自動車よりも安価です。すでに2000台近い予約数が入っているといいます。

 手作りということもあり、まずは2025年中に少数の販売からスタートするとのこと。生産体制の拡大も計画しており、数年後には日常の足として、日本各地で見かけることになるかもしれません。

【画像】超カッコイイ! これが新車110万円の「小さいクルマ」です!(27枚)(27枚)

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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