3倍超過の「47トン」重量オーバー!? 国やNEXCOの「刑事告発」に反響多数「罰金100万は安すぎ」「営業停止を」の声も!?

違法な「重量オーバー」走行によって警察へ告発されるケースが多発し、話題となっています。一体どういうことで、どういった声が上がっているのでしょうか。

反響多数

 違法な「重量オーバー」走行によって警察へ告発されるケースが多発し、話題となっています。
 
 一体どういうことで、どういった声が上がっているのでしょうか。

重量物をはこぶ車両のイメージ(画像:写真AC)。
重量物をはこぶ車両のイメージ(画像:写真AC)。

 日本の道路は、一般的に「25トン」が走行重量の上限です。道路の設計思想がそれを前提としているためです。この上限は「車両制限令」で定められています。

 つまり、重量オーバーの車両が通行することで、舗装や橋をはじめ、道路構造物が想定よりも急激に劣化してしまうのです。

 大型トレーラーなど25トンを超えて走行する際は、走行のたびに道路管理者から「特殊車両通行許可」を受けなければなりません。許可なしに走ると違法走行となります。

 2015年に規則が改正され、制限の2倍以上の重量超過が発覚した場合、告発の対象とするという形に厳格化されました。

 これにより、近年でも以下のように、全国で告発を受けるケースが発生しています。

・71.57トン(47トンオーバー):2023年11月、国道1号、オールテレーンクレーン
・50.05トン(25トンオーバー):2023年3月、高知道、オールテレーンクレーン
・63.55トン(39トンオーバー):2023年6月、東名高速、大型トレーラー
・54.9トン(30トンオーバー):2023年11月、北陸道、大型トレーラー
・55.45トン(30トンオーバー):2023年5月、東関東道、大型トレーラー
・50.10トン(25トンオーバー):2018年12月、名神高速、大型トレーラー

 このように、重量オーバー車両の違法走行は後を絶ちません。道路管理者は撲滅に向けて、厳しく取り締まりと告発を実施しているところです。

 告発を受けた場合、道路法第104条に基づき「100万円以下の罰金」の対象となります。運転者とそれを雇っている法人それぞれが、この罰則を受けることとなります。

 ※ ※ ※

 ネット上では「荷主責任を追求するべき」「罰金100万は安すぎ、1億円でも安い」「罰金だけじゃなくて一年間営業停止とかにすればいい」といったコメントが。

 また「市道県道で過積載トラックが通ると道路自体だけでなく家も揺れるため地震が起こったと勘違いすることがある」という声もあります。

「久しぶりにこないだ高速乗ったら、見慣れない電光掲示板。速度超過の警告表示なのかな?と思ったら重量超過に関するものだった」という体験談もありました。

【画像】「ひょえぇぇぇ!」これが限界まで重量オーバーした「違反車両」です

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

画像ギャラリー

【2025年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。

2件のコメント

  1. イメージ写真は「重量物を」って成ってるけど、海上コンテナ用セミトレならまだしも、JR貨物用のセミトレで重量物って言うイメージは無いな。

  2. セミトレはみんな同じ様に見えるから区別が付かないんだろう、さすがはクルマのニュースダナ。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー