ホンダ「新型プレリュード」まもなく登場へ 24年ぶり復活「スペシャルティカー」はどんなクルマ? 「定番デートカー」で人気の歴代モデルを初の“同時公開” 熱視線集まる
「オートモビルカウンシル2025」のホンダブースでは、2025年秋に発売を控える新型「プレリュード」のプロトタイプを中心に、歴代全世代のプレリュードが集結しました。見応えある展示に、訪れた来場者は大きく盛り上がっていました。
まさかの歴代プレリュード大集結!
往年の名車から最新のモデルまで、さまざまなクルマが一堂に会する「オートモビルカウンシル」の見所のひとつに、自動車メーカーの展示があります。
毎年出展しているホンダは、2023年には四輪市場への進出60周年を記念して、発売に至らなかった幻のスポーツカー「S360」や、ホンダ最初の4輪車で軽トラックの「T360」などを展示。
続く2024年には、「HONDA DNA」をコンセプトに、1974年に発売された初代「シビック1200RS」、“ワンダー”こと3代目「シビックSi」のレース車、最新の「シビックRS」を並べました。

そして「オートモビルカウンシル2025」(2025年4月11日~13日に幕張メッセで開催)のホンダブースでは、2025年秋に発売が予定されている新型プレリュードのプロトタイプを中心に、なんと初代から5代目まですべての歴代プレリュードが集結。多くの来場者から注目を集めていました。
通算6代目となる新型プレリュードは、2023年秋の「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」でコンセプトモデルが世界初公開されると、ホンダとしては久々の2ドアクーペということ、そして「プレリュードの名称復活」が大きな話題を呼ぶことに。
2025年1月に開催された「東京オートサロン2025」では、プロトタイプがエアロパーツを備えて出現し、さらに4月の「Red Bull Showrun × Powered by Honda」にて、未公開だったインテリアの全貌も明らかとなっています。
初代プレリュードは1978年に登場。2+2の2ドアクーペですがスポーツカーではなく、パーソナル感の高いスペシャルティカーとして誕生しました。
小さなキャビンを載せたフォルムはワイド&ローのフォルムはスタイリッシュ。「アコード」と共通の1.8リッターCVCCエンジンをはじめとしたパワートレイン以外、すべて新設計で開発され、優れたハンドリングも高い評価を受けました。
「大人のクーペ」を銘打ったプレリュードは装備も充実。一部グレードを除き、国産車初の電動サンルーフを備えたことも話題となりました。
2代目は1982年に発売。全長は一気に20cm以上伸ばされ、さらにスタイリッシュなイメージを獲得。初代よりも大幅に低くなったボンネットの先端には、リトラクタブル式ヘッドライトを備えていました。
エンジンもパワーアップしており、1.8リッターエンジンはツインキャブ・高圧縮比により最高出力125ps(AT車は120ps)を発生したほか、1985年には2リッターDOHCエンジンを載せた「2.0Si」を追加。最高出力は160psまで高められ、初代の97psから大幅な性能向上を果たしました。
国産車初の4輪ABS(当時はA.L.B)、フロントダブルウィッシュボーンサスペンションの採用もトピックでした。
1987年には、キープコンセプトで開発された3代目が登場しました。2代目を大幅にブラッシュアップした3代目は、大幅に洗練した内外装が評価を受けて大ヒット。2代目同様、「デートカー」というジャンルで強さを見せました。
エンジンはすべて2リッター化され、固定ライトの「インクス」という派生モデルも存在しました。初代・2代目に続く「初装備」としては、世界初となる「4WS」の搭載が記憶に残ります。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。