無意識で「あおり運転」してない? 「やってないです!」も通用しない!? 前の車を「気付かず煽ってた」ケースとは

2020年6月の道交法一部改正で「あおり運転」厳罰化が始まって5年近くが経過しましたが、「知らず知らずのうちに」あおり運転となってしまうこともあるといいます。どのようなケースが考えられるのでしょうか。

まぶしいライトが「あおり運転」に該当するケースも!?

 また、「減光等義務違反」も知らず知らずにやってしまう恐れがあります。

まぶしすぎるライトも「あおり運転」と誤解される原因に!?[画像はイメージです]
まぶしすぎるライトも「あおり運転」と誤解される原因に!?[画像はイメージです]

 近年のクルマは、かつてのハロゲンヘッドライトよりも明るく広範囲を照射できるLEDヘッドライトの標準装備化が進みました。

 ロービームでも明るいので、ハイビームにしたまま走行しても気が付きにくくなってこともあるでしょう。

 オートハイビームの搭載も進んだため、いちいちロービーム・ハイビームの切替をしなくなったことも、ついうっかりハイビームのまま走行してしまう要因となっています。

 また、乗車定員目いっぱい人を乗せ、ラゲッジルームに重たい荷物を載せた場合、ロービームで走っていても、前走車は後続車からハイビームのまま付いて走られて「あおられた」と感じてしまうことがあります。

 光軸調整が付いたクルマに乗っている場合は、適切に調整することに心がけましょう。

 パッシングやクラクションも要注意です。

 道を譲るつもりでパッシングやクラクションを鳴らしたとき、相手が「あおられた」と感じてしまうことがあります。

 状況によっては、パッシングやクラクションでは意思の疎通が難しい場合があります。

 そうならないようにするための方法のひとつは「アイコンタクト」です。

 譲ってあげたいクルマのドライバーとアイコンタクトをすれば、パッシングやクラクションの意味が相手にも伝わりやすくなります。窓をあけたりするとこちらの表情も見えやすくなり、効果的な場合があります。

 逆にいえば、アイコンタクトできない状況でパッシングやクラクションを鳴らすことは、しないほうが無難かもしれません。

【画像】「えっ…!」これが高速で「違反となる行為」です!(25枚)

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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