トヨタ新「4WDスポーツカー」世界初公開! 「大型ウイング」&ド迫力「専用パーツ」採用! 超スポーティ外装で“走行性能アップ”のGRヤリス新「エアロパフォーマンスパッケージ」発表!

2025年4月11日にTOYOTA GAZOO Racingは、進化版「GRヤリス」を世界初公開しました。また同日に新たなメーカーオプション「エアロパフォーマンスパッケージ」も発表されました。

「GRヤリス」をより高性能に! 新「エアロパフォーマンスパッケージ」発表!

 TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は2025年4月11日、進化を遂げた「GRヤリス」を世界初公開しました。
 
 そして同日、新たなメーカーオプション「エアロパフォーマンスパッケージ」も発表されました。

専用エアロで武装! 進化版「GRヤリス」に設定された「エアロパッケージ」とは?
専用エアロで武装! 進化版「GRヤリス」に設定された「エアロパッケージ」とは?

 GRヤリスは、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を掲げるTGRの象徴的なモデルとして、2020年の発売以来、FIA世界ラリー選手権やスーパー耐久シリーズ、全日本ラリー選手権など、過酷なレース環境で鍛えられてきました。

 車両を限界まで追い込んで不具合の原因を徹底的に分析し、改善を重ねてきた結果がこの進化版GRヤリスに結実しています。

 主な進化ポイントは多岐にわたります。

 GR-DAT(8速オートマチックトランスミッション)の改良では、登坂時のシフトアップタイミングを最適化し、高出力を維持する工夫が施されています。

 また、シャシ部品の締結ボルトには剛性の高い特別仕様を採用し、クルマとの一体感を向上。

 さらに、サスペンションとEPS(電動パワーステアリング)の最適化や、GR-DAT搭載車のフットレストを拡大することで操作性が向上しています。

 そして、縦引きパーキングブレーキは全グレードで選択可能となり、「Toyota Safety Sense」も全車標準装備となりました。

 ボディサイズは全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mmで、エンジンは最高出力304PS、最大トルク400Nmの1.6リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載。

 トランスミッションは6速iMTまたはGR-DAT(8速AT)から選択可能で、駆動方式はスポーツ4WDシステム「GR FOUR」を採用しています。

 グレードは「RC」、「RZ」、「RZ“High performance”」の3タイプが用意されており、価格(消費税込)は391万円から533万円です。

 なお、進化版GRヤリスは発表同日より受注を開始し、同年5月6日から発売されます。

※ ※ ※

 特に注目すべきは、同日発表された「エアロパフォーマンスパッケージ」です。

 このパッケージは、東京オートサロン2025でコンセプトモデルとして初公開され、スーパー耐久シリーズや全日本ラリー選手権で培った知見を反映したエアロパーツを搭載しています。

 冷却性能と空力性能を高め、GRヤリスをさらなる次元へと引き上げる設計となっています。

 このパッケージは6つのアイテムで構成され、RZ“High performance”およびRCグレードに設定されます。

 フロント周りには、全日本ラリー選手権参戦車で先行開発され、「GRMN ヤリス」に採用されたカーボン製フードと同形状の「ダクト付きアルミフード」が用意されており、高速走行時にエンジンルーム内の熱を効率的に放出して冷却効果を高めます。

 また、「フロントリップスポイラー」は、スーパー耐久シリーズで得た知見を基にフロントリフトの発生を抑え、高次元の空力バランスを実現し、フロントの接地感を強化して車両全体のリフトバランスを向上させます。

 なおこのスポイラーは、当初5点のアイテムで検討されていたところ、プロドライバー大嶋選手のフィードバックを受け最終的に追加採用されたもので、より高い走行性能を追求するTGRの姿勢の表れといえます。

 サイドには「フェンダーダクト」が設けられ、ホイールハウス内に溜まる空気を後方へ放出することで、ノーズダイブ時のステアリングフィールやコーナー入り口での操縦安定性を向上させます。

 ボディ下部には、スーパー耐久シリーズ参戦車両の安全燃料タンク下部をフラット化するアイデアを取り入れた「燃料タンクアンダーカバー」が採用され、空気流を最適化して空力性能を高めています。

 リアには、大型の「可変式リアウイング」が装備されており、高速域での操縦安定性を向上させ、ブレーキング時のスネーキング現象を抑制します。

 このウイングは角度を調整できるため、サーキットなどの走行シーンに応じた走りを楽しむことが可能です。

 さらに、「リアバンパーダクト」は、リアバンパーのパラシュート効果を抑えて空気抵抗(Cd値)を低減する設計で、スーパー耐久シリーズの過酷な条件下での空力負荷によるトラブルをきっかけに開発されたといいます。

 これら6点から構成されるエアロパフォーマンスパッケージの発売は、2025年秋以降を予定しており、価格は現在未定です。

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