ダイハツ斬新「スポーツカー」に注目! まさかの“屋根が開かない”「固定式ルーフ」&「クーペボディ」採用! 5速MTד専用装備”もり沢山の「コペンクーペ」とは?
ダイハツ「コペン」は2002年の初代登場から20年以上にわたる歴史を持ちます。そのなかでも、2019年に200台限定された「コペン クーペ」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
まさかの屋根が開かない「クーペモデル」あった
ダイハツ「コペン」の歴史をたどると、1999年に開催された東京モーターショーでの発表を機に、2002年に初代コペンの市販化が決定。
初代コペンの生産終了となる2012年まで、長い年月をかけて軽自動車規格オープンカーとしての地位を築きました。
その後、2014年に登場した2代目コペンでは、初代コペンのコンセプトに一味加える形で4種類のモデルを展開し、引き続き多くの支持を受けています。
そんなコペンの長い歴史の中で、当時のファンに衝撃を与えたであろう出来事が「東京オートサロン2016」で起きました。

それが、「コペン セロ クーペ コンセプト」の発表です。
ここまで、軽自動車規格オープンカーという独自性が売りだったコペンにとって、屋根が開かないクーペモデルとして開発されたコペン セロ クーペ コンセプトの登場は、コペンの新たな可能性を開拓する大きな一手となりました。
オープンカーというひとつの大きなアイデンティティを捨てたスタイルということで、賛否両論の見解はあるものの、「エレガント&エモーショナル」をテーマとしてデザインされた滑らかなボディラインはスポーツカーとして申し分ありません。
東京オートサロン2016の来場者からは、「軽規格という制約のなかで、これほど存在感のあるクルマは珍しい」「デザインが好き、販売して欲しい」「本当にかっこいい、販売されたら買うと思う」など、デザインを賞賛する声や市販化を望む声が多く上がり、大きな反響を呼びました。
そのようなたくさんの声を受けて、コペン セロ クーペ コンセプトの発表から3年後の2019年、ついにファン待望の「コペン クーペ」市販化が200台限定で実現しました。
市販モデルのコペン クーペのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1280mm、ホイールサイズは2230mmと、ベース車である「コペン セロ」と同じサイズです。
また、クーペ専用装備として、ハードルーフに軽量なCFRPを採用しているほか、優れた防曇効果を持つフロントガラス「eXeview」を搭載しています。
さらに、200台の限定生産を記念したシリアルナンバープレートの装着や、コペン クーペ専用エンブレムも実装されるなど、ファンには堪らない仕様となっています。
ボディとインテリアのカラーリングは、「ブリティッシュグリーンマイカ×ベージュインテリアパック」および「パールホワイトIII×ブラックインテリアパック」という、雰囲気のガラリと変わる2つのパターンが用意されています。
パワートレインには、水冷直列3気筒12バルブDOHCインタークーラーターボエンジンが搭載されており、最高出力64ps、最大トルク92Nmを発揮。
トランスミッションは5速MTまたは7速スーパーアクティブシフト付CVTの2種類から選択可能で、駆動方式はどちらもFFとなっています。
なお、当時の価格(消費税込)は、CVT車が248万4000円、MT車が250万5600円でした。
”まさか”とか。「ハードトップ」って言葉の意味を知らないのか?