トヨタ世界初「“パイ”エース」がスゴかった! まさかの「屋根なし」&“12人乗り”仕様も! オトナも楽しめる「画期的システム」装備! 斬新な「ハイエース」オーストラリア仕様とはなんだった?
「4月1日」はエイプリルフールには、一部自動車メーカーのユーモア溢れる発表が世界中で話題になります。そんななかトヨタはかつて「ハイエース」ならぬ「パイエース」を発表し、多くの注目を集めました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
大人12人がヨユーで乗れる「パイエース」とは?
「4月1日」はエイプリルフール。この日は、ユーモアあふれる嘘や遊び心のある発表が世界中で話題になります。
そんななか、トヨタが過去に公開したユニークな車両が注目を集めたことがあります。

それは「PieAce(パイエース)コンバーチブル」という名前のモデルで、エイプリルフールのジョークとして登場したものです。
ベースとなったのはトヨタの「ハイエース」。商用車としての用途はもちろん、アウトドアやレジャーを楽しむ個人からも愛されるワンボックス型のバンです。
その魅力は、どんな場面でも活躍する多機能性と、過酷な環境にも耐えうる頑丈な構造にあります。
多くの人々がキャンプや旅行、趣味の活動に活用しており、ハイエースの汎用性の高さは広く知られています。
そんなハイエースのなかでも、現行の300系(6代目)ハイエースをベースにトヨタのオーストラリア法人は「世界初のコンバーチブル仕様のハイエース」をうたいパイエース コンバーチブルを発表。
ラインナップには、ロングホイールベース(LWB)の2人乗りと5人乗り、スーパーロングホイールベース(SLWB)の2人乗り、そして最大12人乗りのコミューターバスが含まれるとされていました。
このパイエースの最大の特徴は、オープンエアを楽しめる折りたたみ式のルーフです。
天気が良い日は屋根を開けて風を感じ、雨が降れば閉じて快適に過ごせる設計です。
オープン仕様になるとボディ剛性が弱まる懸念がありますが、パイエースでは強固なBピラーを採用し、フロントウインドウやAピラー周辺の剛性をしっかり確保しています。
これにより、安全性を損なうことなく、開放感あふれるコンバーチブルスタイルを実現しているとされています。
さらに驚くべきは、このクルマに料理を楽しむための特別な装備が備わっていたことです。
車内にはビルトインのオーブンが搭載されており、最高温度250度で作動するオーブンとグリル、4つの調理ラックが用意されています。
この設備を使えば、ミートパイなどの料理をその場で調理できるという、まさに斬新なアイデアです。
パイが焼き上がるとアラームが鳴り、ドライバーは安全な場所に車を停めて後部テールゲートを開き、出来立てのパイを楽しめます。
アウトドアや長旅の途中で、手軽に食事を満喫できる仕様として、遊び心たっぷりの提案がされていました。
トヨタのオーストラリア法人は、このパイエースコンバーチブルを2019台限定で生産・販売すると発表しました。
しかし、発表の最後には「注意:これはエイプリルフールのジョークです。現在、オーストラリアでハイエースコンバーチブルおよびパイエースを販売する予定はありません」という一文が添えられていました。
その後の展開や実際の販売はなく、夢のようなアイデアは実現しませんでした。
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エイプリルフールのジョークとはいえ、パイエースはトヨタの遊び心と、ハイエースの多用途性を改めて印象づけるものでした。
未来のモビリティがどのような形で私たちの生活に溶け込むのか、こうした楽しい発想からもヒントが得られるかもしれません。
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