古い「クラウンワゴン」オーナーが最新「エステート」に乗った!? 約30年差の印象は「どっちも…ちゃんとクラウン」 ワゴン系譜受け継ぐ新生クラウンエステートとは
昔の「クラウン」と今の「クラウン」はやっぱり違う?
今回、安田さんには新型クラウンエステート(PHEV)に試乗してもらいました。
最初はクラウンシリーズの走りの味付けを担当した片山氏がハンドルを握り、いまのクルマの機能、クラウンエステートならではの特徴を解説しながらドライブ。今回のクラウンシリーズについて片山氏は「1番こだわったのが『ひと転がりめ』です。走り出しの最初のひと転がりを意識しました」と語っています。
そして、安田さんがハンドルを握ります。走り出し直後に「快適ですね」と思わず一言。
その後もPHEVならではのEV走行の滑らかや、新型クラウンエステートに備わる、車速で後輪の向きを制御する「DRS(Dynamic Rear Steering)」や、状況に応じて減衰力を制御する電子制御サスペンション「AVS(Adaptive Variable Suspension system)」による快適性を体感していました。
試乗した日は生憎の雨で箱根のワインディング路という場所でしたが、安田さんは終始、いまの時代のクラウンエステートを堪能した様子。

新旧クラウンのワゴン系譜について、安田さんは次のように話しています。
ーー 新しいクラウンエステートに乗られた印象を教えて下さい。
新しいエステートは、良い意味で自分のクラウンとあんまり変わんなかったんです。
なんて言えばいいか難しいのですが、僕のクラウンも新しいエステートも「ちゃんとクラウン」になっているんです。
うちのクラウンとは30年も隔たりがありますが、しっかり血を受け継いでいるというか、古いクルマも今のクルマもちゃんと「あぁクラウンなんだな」って分かるっていうのがなんか面白いなと思いました。
とくに発進する時の安定性みたいなところとかはピッタリで、ほぼ一緒でした。
ただ走り出していくと、新しいクラウンはハンドルの感覚とかはもう全然違いますね。
それこそ運転していて、まるでレールを引かれてるみたいな感じですいすい走れちゃうことに驚きました。「なんかお父さん運転上手くなったね」って言われている気分です。

ーーー ワゴンで重要な「荷室」部分にはどのような印象を持ちましたか?
(荷室のカバーを兼ねる)折り畳み式のデッキテーブルが便利そうでした。あと、シートを倒したときにフルフラットになるところがめちゃくちゃ良いですね。
テールゲートをパッと開けた時の見た目には自分のクラウンのほうが広いんですけど、やっぱりフルフラットにできるっていいなと思います。大人でも十分に寝られますし。
クルマの外形からは、2m以上の平らな空間が作れると思ってなかったので、そこは特に感動しました。
あとは、荷室の床面も素っ気ないプラスチックではなく、細い毛足の素材を使っている点など上品な感じにまとめられているのは、やっぱりクラウンだなと思いましたね。自分のクラウンも荷室までフカフカですし。
座れるクッション(荷室の後端にある引き出し式の「デッキチェア」)も、自分のクラウンのように背面シート(安田さんの乗るクラウンには、荷室の床面に収納式の3列目シートが備わる)を意識したような形になっていて、それも良かったなと思います。
※ ※ ※
今回、発売されたばかりの新型クラウンエステートに乗った安田さん。
新旧クラウンのワゴンを比べて「見た目は自分ので、中身は新しいやつが良いですね」と締めてくれました。
Writer: くるまのニュース編集部
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