ダイハツの斬新「“2人乗り”オープン軽トラ」! “公道走行”可能な「ドア無しモデル」に大注目! “全長3m以下”で市販化も実現した「フェローバギィ」が凄い!
ダイハツは、かつて「フェローバギィ」というユニークなクルマを100台限定で販売していました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
ダイハツの斬新「“2人乗り”オープン軽トラ」!
ダイハツは、1968年に開催された「第15回東京モーターショー」にて、「フェローバギィ」というコンセプトカーを出展。
そして約2年後の1970年には、100台限定というかたちで市販化を実現しました。
このフェローバギィとは、一体どのようなクルマだったのでしょうか。

フェローバギィは、FRP製のボディによるユニークな外観を備えた、2人乗りの軽オープンカー。
同じくダイハツが販売していた軽自動車「フェローピックアップ」用のエンジンとシャシー、ドライブトレインを流用しつつ、外板を外して軽量なバスタブ型FRPに換装するという構造を採用しています。
そして、ボディのほぼ真ん中に乗員2人分の座席を設置し、後部に150kgの荷物を積載可能なスペースを確保することで、フェローバギィは「軽トラック」として登録されていました。
そんなフェローバギィは、一般道はもちろん、高速道路も走行可能。
ボディサイズは、全長2995mm×全幅1290mm×全高1400mm、ホイールベースは1940mm。
車両重量は440kgと、極めて軽量な車体が特徴です。
屋根にはビニールキャンバスが張られ、車内はフェローピックアップから転用した大型スピードメーターをハンドルの左側(インパネの真ん中)に配置。
ハンドルの正面には、ライトとワイパーのスイッチが並んでいます。
パワートレインは、356cc直列2気筒エンジンを搭載し、最高出力26馬力・最大トルク34Nmを発揮します。
車両価格は当時、37万8000円で販売されていました。
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かつて100台限定で販売された、フェローバギィ。
コンセプトカーとして出展したところ好評だったという理由で、まさかの市販化に至った稀有なクルマです。
約55年が経過した2025年3月現在も、2台という少数ながら中古車市場で販売されており、その気になれば手に入れることが可能です。
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