トヨタ「ルーミー」VS スズキ「新型ソリオ」! 大人気の“スライドドア”採用「トールワゴン」二大勢力どっちがスゴイ? 究極「ライバル車」を徹底比較!
国内市場におけるAセグメントのトールワゴンは、トヨタ「ルーミー」とスズキ「ソリオ」の2大勢力で構成されていると言って差し支えありません。両車はとても分かりやすいライバル関係にありますが、では一体どのような違いがあるのか比較してみましょう。
大人気の“スライドドア”採用「トールワゴン」どっちがスゴイ?
国内市場におけるAセグメントのトールワゴンは、OEMモデルも含めるとトヨタ「ルーミー」&ダイハツ「トール」&スバル「ジャスティ」に対するスズキ「ソリオ/ソリオバンディット」&三菱「デリカD:2」という2大勢力が、同マーケットを形成しています。
両モデルともに、全長のみならず全幅も抑えることで取り回しの良さを達成。とくに全幅は5ナンバーサイズの上限である1695mmまで、かなり余裕があります。
また全高を高めるとともに2ボックスのスクエアなフォルムとし、両側スライドドアや快適なキャビン、高効率なラゲッジスペースを実現。
このように、両車はとても分かりやすいライバル関係にありますが、では一体どのような違いがあるのか比較してみましょう。

トールのOEMモデルであるルーミーは、全長3700-3725mm×全幅1670×全高1735mm、ホイールベースは2490mm。
外観は、2020年9月にマイナーチェンジを受け、カスタム系はまるで小さな「アルファード」のような押し出し感のあるフロントマスクに改良されました。
スタンダード系は、大開口のロアグリルを備え、165/65R14タイヤ&14インチスチールホイールを装着。対するカスタム系は、「G-T」が15インチアルミで、「G」が14インチのアルミホイールになります。
インテリアは、背高パッケージングを活かした開放感の高さ、アップライトな乗車姿勢とすることで、サイズ以上の広さを感じさせるのが美点。ウォークスルーは、前席左右間、前後席間の両方に対応しています。
装備は、助手席側のみパワースライドドアのみになる「X」を除く全グレードで、両側スライドドアと両側ウェルカムパワースライドドアを用意。また「X」のみアナログメーターですが、それ以外のグレードにオプティトロンメーターやTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイが備わります。キーフリーシステムは全車標準装備です。
エアコンは「X」がマニュアルで、それ以外はオートが標準。前席両側のシートヒーターは、シートバックテーブルなどとセットになる「コンフォートパッケージ」としてオプション設定されています。オーディオは9インチディスプレイオーディオが標準になり、スマホ連携やBluetoothなどにも対応しています。
先進安全装備は「スマートアシスト」を全車標準化するほか、カスタム系にアダプティブドライビングビームも標準装備。それ以外のグレードはオートハイビームになります。
全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールもカスタム系にのみ標準で、ブレーキホールド付電動パーキングブレーキも完備。一方で、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が未設定になるスタンダード系は、足踏み式パーキングブレーキになります。
パワートレインは1リッターの直列3気筒ガソリンエンジンで、自然吸気(NA)とターボを設定。組み合わせるトランスミッションはCVTのみで、駆動方式はFF(前輪駆動)と四輪駆動(4WD)を用意しています。
車両価格(消費税込、以下同)は、FFのみとなる「カスタムG-T」が225万7200円。「カスタムG」のFFが211万8600円、4WDが229万4600円です。
スタンダード系の「G-T」もFFのみで、206万5800円。中間グレードの「G」のFFが193万9300円、4WDが211万5300円です。エントリーグレードの「X」は、FFが174万2400円、4WDが191万8400円となっています。
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