トヨタ、利活用のニーズの高まり踏まえ、レンタカー事業も強化 「レンタカーアプリ」を提供開始
トヨタは2018年4月16日(月)、レンタカーの予約時・利用時の利便性向上を目的に、スマートフォン向け「トヨタレンタカーアプリ」の無料提供を開始したと発表しました。
トヨタがレンタカー事業にも力を入れる理由には、自動車業界が100年に一度の変革期にある中、従来の「所有」だけでなく、「利活用」のニーズが高まっている背景があるとしています。
トヨタによると、レンタカー市場全体での保有台数は、2013年末の約61万台から2017年末は約80万台と大幅に増加しており、トヨタレンタカーの利用者数も2009年から2017年まで9年連続で増加しているといいます。
今回アプリを提供したことにトヨタは、「トヨタの目指す、すべての人が自由に楽しく移動できるモビリティ社会の実現に向け、レンタカーサービスにおける予約時・利用時の利便性向上を目的に開発したものです」としています。
本アプリは、現在のサイトと比較して操作数を半分以下にするなど「予約機能」は多様なニーズに合わせて4種類を搭載します。
時間をかけずに、複数のクラス・車種の空車を一括検索できる「かんたん予約」、車種や車両条件(禁煙か喫煙、2WDか4WDなど)から予約が進められる「こだわり予約」、過去の利用実績、登録情報(車種や店舗など)から最短操作で予約できる「履歴から予約」「いつもの予約」です。
また「利用時のサポート機能」も充実。出発や返却までの時間表示と通知、店舗までの距離の表示、ルート案内機能などにより、スムーズなレンタカー利用をサポートします。さらに、外部サイトやアプリとの連携で、駐車場やガソリンスタンド検索、グルメや観光地情報が確認できるほか、緊急時には、出発店舗や返却店舗にワンタッチで連絡可能といいます。
トヨタとトヨタレンタリース店は、「レンタカー利用をサポートするツールとして、『トヨタレンタカーアプリ』のサービス・機能も一層充実させていく予定です」としています。
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