大ヒット「シエンタ」対抗馬はいつ登場!? 苦戦の日産に足りないのは「コンパクトミニバン」だ! 日産「新型セレナ“ミニ”」に期待大!
日産が2024年3月に発表した中期経営計画では、2026年度までに30車種の新型車を投入し、年間60万台の販売を目指すとしていました。しかし実情は苦戦しており、特に国内市場は厳しい状況です。打開策はあるのでしょうか。
国内で市場拡大中の「コンパクトミニバン」に参戦せよ!
日産が2024年3月25日に発表した中期経営計画「The Arc」は、2026年度までに16車種の電動車両を含む30車種の新型車を投入し、内燃機関(ICE)車の乗用車ラインナップの60%を刷新することを目標としています。
その後同社はホンダとの協力関係などを模索するも実現できず、いまもなお厳しい経営状況が続いています。起死回生の策はないのでしょうか。
![国内の日産に足りないのは「コンパクトミニバン」![画像は日産のコンパクトミニバン「キューブキュービック」]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/03/20250321_NISSAN_CUBE3_001.jpg?v=1742544207)
2025年2月13日の決算発表において日産は、さまざまな新型車の導入計画を明らかにしました。
なかでも国内向け軽自動車の刷新を予定していることを発表し、シルエットを公開しています。
また2025年には3代目となる新型EV(電気自動車)「リーフ」をグローバルに投入する計画があり、8年ぶりの全面刷新となる見込みです。
2026年度には年間60万台の販売を目指し、電動車の割合を70%へ向上させるとしていたThe Arcですが、2026年度末まであと2年となりました。
これまでの状況を振り返ると、The Arcで掲げた高い目標に対する進捗は非常に困難なもので、なかでも足元の国内市場は非常に厳しく映ります。
そんな日産に、現在ラインアップにない「コンパクトミニバン」が新たに投入されれば、起死回生のチャンスとなるかもしれません。
The Arcでは、新型車群のシルエット映像が公開され、日産ファンらに対し将来に向けた期待をもたせました。
その中にはクロスオーバーミニバン風のモデルが含まれており、これが新型コンパクトミニバンに相当する可能性も考えられます。
もし日産が新型コンパクトミニバンを投入するならば、ミドルサイズミニバン「セレナ」のデザインを継承した「セレナミニ(仮称)」のようなモデルが有力候補となるでしょう。
日本自動車販売協会連合会(自販連)調べによる、2024年の軽を除いた新車販売ランキングを見ると、コンパクトミニバンやコンパクトハイトワゴンの強さが際立ちます。
トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」は11万109台を販売し、「カローラ」シリーズ、「ヤリス」シリーズに次ぐ3位にランクイン。単一モデルでは登録車トップとなりました。
5位にはホンダのコンパクトミニバン「フリード」(8万5368台)も入るほか、トヨタのハイトワゴン「ルーミー」(6万7698台)も12位に位置しています。
ルーミーはダイハツ製で、同社の一連の不正問題のため2024年は一時販売が中断しており、2023年の同時期には10万800台もの台数を記録していました。
こうした状況を考えると、日産がこのカテゴリーに新型車を投入することは理にかなっています。
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