“1番安い“トヨタ新型「クラウンエステート」が欲しい! “無理なく”買うには「年収いくら必要」? 4つの支払方法を比較してみた!
クラウンエステートを“無理なく”買うには「年収いくら必要」?
そんなクラウン エステートですが、本体価格(消費税込み)はプラグインハイブリッド仕様の「ESTATE RS」が810万円、ハイブリッド仕様の「ESTATE Z」が635万円となっています。

では、クラウン エステートを購入するには、どれくらいの年収が必要なのでしょうか。
今回は、1番安いハイブリッド仕様のESTATE Zを基に計算してみます。
一般的に、無理なく支払えるクルマの予算は「年収の半分程度」といわれています。
ESTATE Zの本体価格に加え、オプションや税金などの諸費用を含めると、総額は654万3260円になると想定されます。
そのため、総額の約2倍となる1310万円ほどの年収が必要と考えられます。
ここで、国税庁の統計調査を見てみましょう。2022年度の日本の平均年収は457万6000円で、男性の平均は563万3000円、女性は313万7000円でした。
共働き世帯として男性の平均年収と女性の平均年収を合算しても877万円にしかならず、1310万円には届きません。
こうして見ると、ESTATE Zの新車を購入できるのは、比較的裕福な層といえそうです。
それでは、ローンを利用する場合はどうでしょうか。
ローンを利用する際、毎月の支払い額は「手取り月収の20%程度」に抑えるのが適切とされています。
車両総額654万3260円でローンを組むとして、トヨタの見積りシミュレーションを基に試算してみました。
5年(均等割賦60回払い)、ボーナス払いなし、金利6.8%とした場合、返済総額は757万3361円となり、月々の支払い額は12万7561円です。
男女の平均年収を合算した877万円を世帯年収と仮定すると、月収は73万833円となり、その20%は14万6167円です。
こうして見ると、月々約13万円の返済であれば、決して手が届かない金額ではないかもしれません。
また、残価設定ローンを利用する方法もあります。
残価設定ローンは、車両本体価格の一部を最終回の支払いに据え置き、残りの金額を毎月支払う仕組みです。これにより、通常ローンより月々の負担を抑えられます。
契約満了時には、同じ販売店で新車に乗り換える、クルマを返却する、一括清算や再クレジットで買い上げるといった選択肢があります。
最後に、近年一般化している購入方法として、サブスクリプション方式についても見てみましょう。
トヨタが展開しているサブスク「KINTO」では、クラウン エステートも対象となっています。
ESTATE Zの場合、初期費用フリープランの場合、5年契約で月額10万8460円、7年契約では10万4940円となります。(いずれもボーナス払いなしの場合)
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現金一括購入の場合、年収1000万円以上がないと不安が残りますが、ローンやサブスクを活用すればハードルは下がり、購入しやすくなります。
サブスクを利用すると、税金・車検・整備費用などが月額に含まれるため、一見お得に思えます。ただし、走行距離の制限などの条件があるため、事前に確認が必要です。
自身や家庭の年収、想定する使用方法を十分に考慮し、自分に最適な購入方法を選ぶことが重要となります。
「手取り月収の20%程度」とわざわざ「手取り」を含めてカッコを付けているのに、平均年収を12で割ったら意味がありませんね。