結論は? 「結局どっちが良いんですか?」 ガソリンの「満タン派・半分派」論争… GSスタッフの回答とは

結局どっちがいいの? 量だけでなく、ガソリンを入れるタイミングも大切

 ガソリンを満タンに入れるか、半分に入れるかに関しては、それぞれメリットが存在しますが、実際のところどちらがクルマにとっては良いのでしょうか。

 これについて、都内のガソリンスタンドのスタッフは、次のように話しています。

「基本的には、満タンになった時にノズルが自動で給油を止めるオートストップを推奨していますので、満タン近くまで入れるほうが良いでしょう。

 お客様によってはガソリンスタンドに行くのがめんどくさいからとそれ以上入れる人もいますが、無理に入れすぎると、ガソリンが吹きこぼれてしまい、クルマの故障につながる可能性があります」

 オートストップは、給油ノズルの先端には空気を吸い込む小さな穴があり、ガソリンがタンク内で一定のレベルに達すると、そこが塞がれて圧力が変化し、ノズルが自動的に給油を止める仕組みになっています。

 オートストップが作動した後に、さらに無理に給油しようとすると、燃料がこぼれたり、エア抜きがうまくいかなくなる可能性があるため、基本的にはオートストップが作動した時点で給油を終えるのが推奨されています。

 つまり、安全な範囲で満タンまで入れるのがクルマにとっては良いようです。

ガソリンの適切な給油タイミングは?
ガソリンの適切な給油タイミングは?

 では、ガソリンを入れるタイミングはいつ頃が良いのでしょうか。

 クルマには、燃料が少なくなると点灯する「燃料残量警告灯」が備わっています。一般的に、このランプが点灯してから約50kmほどは走行可能とされています。

 しかし、前出のガソリンスタンドスタッフによると、「警告灯が点く前に給油するのが理想ではあります」とのこと。

 メーターの誤差や周囲にガソリンスタンドがない場合の状況を考えると、ギリギリまで粘るのは危険です。燃料メーターが半分以下、または3分の1程度になったら給油するのが安全とされています。

※ ※ ※

 満タンにするか半分にするかは、走行スタイルや用途によって選ぶのが良いでしょう。災害時の備えや長距離運転を考えるなら満タンが有利ですが、燃費をわずかでも向上させたい場合は、半分程度の給油を選ぶのもひとつの手です。

 ただし、燃費への影響はわずかであり、運転方法や車両のメンテナンスのほうが重要です。

 また、給油のタイミングもガス欠のリスクを避けるために重要で、燃料警告灯が点灯する前に給油することが推奨されます。自身の走行環境やライフスタイルに合わせて、最適な給油方法を選びましょう。

【画像】へー。これが『ノズルの太さ』が違う理由です。画像を見る!(27枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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