ガソリンは、マイナス40℃でも気化して可燃性のガスを発生させるため、危険物に指定されています。

　このガスは空気より重いため低い場所に溜まりやすく、わずかな火種でも引火する恐れがあり、非常に危険です。

　ライターなどの直接的な火はもちろん、静電気やタバコなど、ほんのわずかな火種も引火の原因となり得ます。

　そのためオートストップ機能により給油が停止したら、ノズルを給油口にぶつけないようゆっくりと引き抜いて、作業を完了させることが大切です。

　なお、明らかに満タンになっていないのに、オートストップ機能の誤作動により給油がストップしてしまうことがあります。

　これは、タンク内のガソリンが波打ったり、泡立ったりすることでセンサーに触れてしまっていることが考えられます。

　あるいは、クルマの給油口から燃料タンクまでのフィラーパイプの形状が複雑で、入れたガソリンが燃料タンクにスムーズに行き渡らず、満タンと検知されてオートストップすることもあります。

　この場合は、タンク内のガソリンが落ち着くのを待ってから、給油を再開するといいでしょう。

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　セルフ式のガソリンスタンドは気軽に利用することができますが、給油中のわずかなミスや不注意により大きな事故に繋がりかねない危険もあることを認識しておくことが大切です。

　オートストップ機能が作動した後に継ぎ足し給油をしないことに加えて、作業前には静電気除去シートに触れ、タバコやスマホなどのながら作業は避けて給油は必ず一人で行うなど、基本的な手順をしっかり守って作業しましょう。

［※編集部注記：2025年3月19日午前9時40分、表記の一部を修正しました。］