雪降るなかでも「GRヤリス」なら安心!? 高速域のスポーツ走行で本領発揮か!? 4WDの優位性を活かした走りはいかに
雪降るモビリティリゾートもてぎを「GRヤリス」が走りました。
降りしきる雪の中でGRヤリスDATがサーキットを疾走!
関東は2025年3月4日から5日にかけて積雪の予報が出ています。クルマで出かける場合はスタッドレスタイヤの装着やチェーンなどの携帯が望まれます。
そうした状況の数日前に雪降るモビリティリゾートもてぎを「GRヤリス」が走りました。

2025年3月2日・3日に「モビリティリゾートもてぎ」にて、スーパー耐久シリーズ2025(以下S耐)の公式テストと特別スポーツ走行が行われました。
そのなかで、「GR team SPIRIT」から参戦するGR Yaris DAT Racing Conceptが積極的に周回を重ねました。
2023年から幾度か参戦してきたGRヤリスDAT Racing ConceptはTOYOTA GAZOO Racingのサテライトチームの、GR team SPIRIT走らせることになっています。
ドライバーは社員ドライバーの大政 和彦のほか、中山 雄一、松井 孝允、山下 健太、河野 駿佑というトヨタ系のトッププロドライバーが集結しています。
3月3日はS耐エントラント向けの特別スポーツ走行が行われ、前日に引き続きGR team SPIRITがGRヤリスDAT Racing Concept走らせます。
2日は春を超えて暑いくらいの気温でしたが、3日は一転冬に逆戻りし朝から冷たい雨が降り続きます。
GRヤリスDAT Racing Conceptを含むグループ2(ST-X/ ST-Z/ST-Q/ST-1/ST-2/ST-3/ST-4)の午前の走行が走り始めるころには雪がチラチラ降り始めます。

1時間の走行時間のうち10分が過ぎた頃から雪が強くなり始め、コースサイドのサンドトラップやタイヤバリアに雪が積もり始めます。
雪は水分を多く含んでおりコースに降った分は溶けてしまい、コースインした車両はウエットタイヤでラップを刻んで行きますが、フロントグリルには雪が溜まっていくのが見てとれます。
そんななかGRヤリスDAT Racing ConceptはAWDの強みを見せて安定した走りを見せていきます。
午前のセッションで雪の中の走行でコース上はウェット状態。気温も低くタイムを出す状態ではありませんが、積極的に周回を重ねマシンの習熟と機械の慣らしを行うマイレージを稼いでいました。
ドライバーの山下健太は自身のSNSで、「S耐公式テスト。またしても雪… GTやSFでは走れませんが… GRヤリスなのでしっかりと走り込めました(笑)」と報告している通り、4WD車の優位性を活かした走りで走り込みができた様子を紹介していました。
Writer: 雪岡直樹
1974年東京生まれ。フォトスタジオアシスタントを経てフリーランスのフォトグラファーへ。雑誌やWeb媒体の撮影を担当。自動車雑誌の撮影と並行してユーザーインタビューやイベントレポートを担当することで、ライターとしても活動。国内最高峰のレース「SUPER GT選手権」を長年取材。新車情報やレースレポート、イベントレポートなどを雑誌やWebに寄稿する。

























