静岡~埼玉直結!?「西関東連絡道路」ついに難所区間「大滝トンネル」開通秒読み! 埼玉県も「終了となります」工事報告が“完結” ついに今月完成へ
山梨~埼玉の最短絡ルートとなる「西関東連絡道路」のうち、秩父市内をショートカットする「大滝トンネル」の工事が大詰めを迎えています。
超短絡のトンネル 開通間近
山梨~埼玉の最短絡ルートとなる「西関東連絡道路」のうち、秩父市内をショートカットする「大滝トンネル」の工事が大詰めを迎えています。
開通すれば一体どう便利になるのでしょうか。また工事はどこまで進んでいるのでしょうか。

西関東連絡道路は、国道140号を高規格化する一連のプロジェクトです。
甲府市街方面から峠を抜けて秩父市内に入り、関越道の花園IC方面までをつなぐルートが、少しずつバイパス整備などで走りやすくなっています。
皮切りになったのが1998年、県境分断部を貫く「雁坂トンネル」の開通です。山梨県と埼玉県の難所がついに通行可能になり、長距離ネットワークを大きく変化させました。
そしてその前後でも、山梨県側では「甲府山梨道路」、埼玉県側では「皆野秩父バイパス」「皆野寄居バイパス」が開通し、さらに「新山梨環状道路」「長尾根バイパス」も事業中です。
もうひとつ工事中なのが、秩父市の旧大滝村のクネクネルートをショートカットする「大滝トンネル」です。完成すれば7kmの道のりがわずか2kmになり、秩父市街から大滝温泉までがほぼ直結となります。
大滝トンネルは2019年に着工。2021年にトンネル掘削が本格開始し、2024年3月に貫通を迎えました。内部コンクリートも12月末に作業完了。コンクリート打設機械の解体撤去が進められていました。
そして、工事完成がいよいよ2025年3月末に迫っています。
担当する埼玉県 西関東連絡道路建設事務所は、工事進捗を毎週報告する「大滝トンネルメーター」を公開していましたが、2月21日分の第137号をもってついに「最終号」を迎えました。
最終号では、貫通の瞬間や着工前・完成風景、これまでの使用設備、記念行事や見学会の写真をダイジェストで紹介。
最後に「本号をもちまして、大滝トンネルメーターは終了となります。長い間ありがとうございました。引き続き、開通に向け安全第一で工事を進めていきます」と締めくくっています。
毎月発行される「大滝トンネル 工事情報通信」も、2025年1月分で最後となりました。最後の最後であるトンネル入口周辺の法面工事は、2月から再開し、同月中に完了。
残りは後始末や、現道とバイパスの取り付け作業などがあるのみです。
具体的な開通日時はまだ発表されていませんが、いよいよ時間の問題となった大滝トンネル。約5年の工事を経て、ついに通行開始の時が間近に迫っています。
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