日産の「6人乗りセダン“ミニバン”」に反響多数! スライドドア&ピラーレスで“超大開口”実現し「便利そう」の声! 斬新ハンドル&小さめシフトもイイ「セレニティ」が話題に

日産は、2003年に開催された「第37回東京モーターショー」にて、「セレニティ」というコンセプトカーを出展しました。このクルマについて、現在でも反響が出ています。

乗り降りしやすい“ドア”がイイ!

 日産は、2003年に開催された「第37回東京モーターショー」にて、「セレニティ」というコンセプトカーを出展しました。

 このクルマの概要と、現在でも出ている反響を紹介します。

巨大な開口部が良すぎるセダンミニバン!
巨大な開口部が良すぎるセダンミニバン!

 セレニティは、セダンのスポーティ性とラグジュアリー性、そしてミニバンの居住性を持ち合わせたMPV(マルチパーパスビークル=多目的車)であり、「日本のDNA」をテーマに、「日本文化特有の洗練された静けさを表現した」クルマとして作られました。

 上記のコンセプトは、歌舞伎の化粧をイメージしたフロント部分や、扇子を思い起こさせる特徴的なサイドウインドウに表れているほか、水墨画や桜、波模様からインスピレーションを受けたインテリアデザインにも表れています。

 エクステリアは、流線型のシルエットと彫刻的なラインが特徴で、空力性能を最大化するために緻密に設計されているのもポイントです。

 フロント部分は、フルLEDのスリムなヘッドライトがボンネット前端から後端まで続き、未来感を強調しました。

 サイド部分は、ドアハンドルがフラッシュデザイン(段差が限りなく少ない形状)にして隠され、滑らかなフォルムに。

 屋根にはソーラーパネルが組み込まれて、外部電力に依存しないエコフレンドリーなアプローチを提案しています。

 リア部分は、テールランプが一体化したスリムな縦型バータイプを採用することで、洗練されたスタイルを演出しました。

 インテリアは、人間工学に基づいて設計されたオットマン(足置き)つきの「ストレスフリーシート」が採用され、快適な車内空間を提供。

 上記のシートはシートバックが中折れしてリクライニングし、座る人の体圧を分散して、腰に負担がかからないようになっているのが特長です。

 そのほか、長方形に近い形状のハンドルの内外部に4つのスイッチを配置して、各種機能をコントロールできるようにした「マジック4コンセプト」や、液晶ディスプレイと有機ELディスプレイを融合した「ホリゾンタルメーター」を搭載しています。

 上記のように斬新で先進的な装備のあるインテリアには、シフトノブやインストルメントパネルにウッド素材が使用され、有機的でなめらかなラインの造形と合わさって、温かみを感じることもできるものでした。

 パワートレインは、3.5リッターV型6気筒「VQ35型」エンジンを搭載。トランスミッションはエクストロニック式CVTを組み合わせています。

 出展から約22年が経過した現在も市販化はされておりませんが、現在の日産車が採用する「ゼログラビティシート」にはセレニティのシートと同じ意図が含まれており、間接的な形で市販車に影響を与えているようです。

 このような特徴を持つセレニティに対し、現在でも出ている反響は、「このようなドアだと車いすドライバーも乗り降りしやすい」「これは便利」「こういう日産車が欲しい」などというもの。

 ここまでの解説では触れてきませんでしたが、セレニティのドアはフロントが外側に向かって開くヒンジドア、リアがスライドドアで、間にBピラーがないため、両方開くと大開口状態になります。

 車高もミニバンにしては低めに作られており、車いすのユーザーでも乗り降りしやすい、という意見はたしかに的を射ているかもしれません。

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