ホンダのプライドか、新型「レジェンド」売れなくても手を抜かず大幅進化

ホンダのフラッグシップセダン5代目「レジェンド」とは

 新型「レジェンド」のデザインを見てみると、ホンダが北米をはじめ海外で展開するプレミアムブランド「アキュラ」に合わせたこともあり、大幅に変更されています。

ホンダ 新型「レジェンド」

 海外では、アキュラ「RLX」の名で販売されている「レジェンド」は、今回のマイナーチェンジで、そのアキュラの統一アイコンであるペンタゴン(五角形)グリルを大胆に採用しています。

 またそのグリルに合わせて、前後のバンパーを末広がりとしたフォルムに一新。今まで以上にロー&ワイドで力強いイメージを際立たせたデザインとなり、全体的にアグレッシブな印象となりました。

 インテリアも革の風合いを活かし、シルバー加飾を変更したことで見た目の高級感が大幅に向上。ホールド性と快適性を両立した形状に変更されたシートの着座感も上々です。

 先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」も進化しています。時速0キロから約65キロの速度域で、前走車との車間を保ちながら自車の走行車線をキープし、アクセルやブレーキ、ステアリングの操作をアシストする「渋滞運転支援機能」をホンダ車として初めて搭載しています。

進化の手をゆるめることなく価値をさらに高めた「レジェンド」

 快適に移動できる高級セダンとして十分な資質を備えながら、優れたドライバーズカーでもあるのが新型「レジェンド」なのです。

ホンダ 新型「レジェンド」

 大切な同乗者を乗せて走るクルマですから、ホンダの先進安全運転支援システム「ホンダ センシング」も進化させています。

 時速0キロから約65キロの速度域で、前走車との車間を保ちながら自車の走行車線をキープし、アクセルやブレーキ、ステアリングの操作をアシストする「渋滞運転支援機能」をホンダ車として初めて搭載しました。

 日本ではすっかりセダンの市場が縮小してしまい、とりわけ「レジェンド」のような高額車種の売れ行きも芳しくありません。

 そんな中でもホンダは進化の手をゆるめることなく、「レジェンド」自体の価値をさらに高めたことは、ホンダとしてのプライドを感じた部分でもありました。

【了】

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