有料道路がタダに!? 峠つらぬく「白馬長野有料道路」ついに無料化!「工事費を返し終わりました」延長せず30年の歴史に幕
長野県の有料道路「白馬長野有料道路」が、2025年2月16日に無料開放されました。有料道路として30年の歴史に幕を下ろしました。
有料道路が無料に!
長野県の有料道路「白馬長野有料道路」が、2025年2月16日に無料開放されました。有料道路として30年の歴史に幕を下ろしました。

白馬長野有料道路は1995年に開通。1998年の長野オリンピックにあわせて整備された約2kmの道路で、山脈に阻まれてまともな連絡ルートの無かった「白馬~長野」の最短ルートを走りやすくしました。
オリンピックではスキージャンプやアルペンスキー、クロスカントリーなどの競技会場にも選ばれたため、長野市内や県内各地からの円滑な移動が急務に。上信越道と合わせて、長野県の道路網の充実化が進んだきっかけとなりました。
白馬有料道路のメインとなるのはトンネル区間で、抜けた先も生活空間を避けた快適なバイパス道路として、信更地区から一気に小川村まで到達することができます。通行料金は普通車で210円で、夜間は料金所が閉鎖されて無料通行できました。
今回無料になったのは、当初の「開通から30年で工事費を償還する」という計画にのっとって、30年が経過したためです。
全国の有料道路のなかには、料金徴収期間を延長するなどして有料事業を継続するケースもありますが、白馬長野有料道路に関しては、特に変更されず、開通時の予定のまま無料開放となりました。
長野県道路公社は「長い間ご利用いただきありがとうございました」としています。
Writer: くるまのニュース編集部
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