ホンダ新型「赤いプレリュード」日本初披露! 歴代モデル意識!? 復活のプレリュード、雪上の印象は? 北の大地で“ほぼ量産車”を先行試乗
新型プレリュードに斬新シフト採用! どんなものなの?
次は、「先日の栃木」でも好印象だった、スポーツモードでHonda S+ShiftをONにして試します。
スポーツモードにすると、サスペンションセッティングが少しガッシリ目になり、ステアリングの手応え感が増し、アクセルレスポンスが良くなります。
さらに車内スピーカーからのエンジンっぽいサウンドが強調されます。
このモード設定でのドライ路面走行を思い出すと、時速80km強でコーナーに「飛び込んでいく」といった走りをしても、まるで有段ギアがあるようにシフトダウンの度にエンジン音が上がるような「仕掛け」によってクルマの姿勢が安定。
コーナーの先読みが実にしやすく、そこにType Rという「クルマとしての素」がしっかり効いて、気持ち良く走れました。
それが今回のような雪道になると、気持ち良さもさることながら、「安心感」がとても高まることに少々驚きました。
コーナー進入時にオーバースピードにならないような「音と制動」の組合せが絶妙なのです。運転がリズミカルになるので、コーナーへの進入が安心感が増すのです。
そうとはいえ、クルマ全体の挙動はスポーティなFFですので、コーナー旋回時のクルマのコントロールはドライバー自身がしっかりと行える、という走りの楽しさを失っていません。
安心感が十分なのにクルマの制御をし過ぎない、という「あんばい」がいいのです。
この走り味、実に「ホンダらしい」。または、「ホンダでしか味わえない」という実感です。

時計の針を少し戻すと、ホンダは2022年4月に「四輪電動ビジネスの取り組みについて」を公表。その中で、次のように記載があります。
「カーボンニュートラルや電動化に挑む中でも、常にFUNもお客様に届けていきたいという想いから、操る喜びを電動化時代にも継承し、ホンダ不変のスポーツマインドや、際立つ個性を体現するようなスペシャリティとフラッグシップ、2つスポーツモデルを、グローバルへ投入していきます」
ここでいう「スペシャリティ」なスポーツモデルが、新型プレリュード。
今秋での日本販売が、いまからとても楽しみな1台です。
モーター取っ払ってシビックtypeRのターボ6速MT積もうぜ
ときより日が指す
↓
時折陽が差す
でおねしゃす
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。