トヨタの「“斬新”SUVミニバン」がスゴい! 全長4.7m「ノア」サイズに“カクカク”デザインが超カッコイイ! 「凄いドア」も採用でめちゃ便利な「クロスバンギア」どんなクルマ?

スクエアなフォルムを活かした「広々室内」も魅力的!

 クロスバンギアのインテリアは、シンプルな運転席まわりと、ホワイト系にライトブルーの差し色を添えた明るいソファーのようなシートが特徴で、開放的な天井でリビングのような空間を提供しています。

 3列シートは、助手席の回転や2列目をテーブルにするなど6パターンのシートアレンジを設定しています。

多彩なシートアレンジも楽しめる「X-VAN GEAR CONCEPT(クロスバン ギア コンセプト)」の室内
多彩なシートアレンジも楽しめる「X-VAN GEAR CONCEPT(クロスバン ギア コンセプト)」の室内

 室内寸法は、室内幅2965mm×室内幅1550mm×室内高1340mmの3列シート・6人乗りで、スクエアなフォルムを活かし、ノアよりも少し広くなっています(ノアは、室内幅2805mm×室内幅1470mm×室内高1405mm)。

 あくまでもコンセプトカーなので、単にノアよりも室内が広いというのは正確ではないかもしれません。

 しかし次世代SUVミニバンでは、ノアのようなミドルサイズクラス以上の室内空間の広さを目指したのだろうと想像できます。

 注目されたのは、Bピラーを廃して前後席ともにスライドドアとし、センターピラーを中心に前後別方向に開くという構造でした。

 この観音開きのスライドドア版は、いままでのミニバンにはなかった大開口を実現し、乗降性と積載性の高さが一目瞭然です。

 自転車や釣り竿など長尺モノの積み下ろしが楽にでき、またアウトドアでドアを開けて室内でくつろぐといった使い方も容易に想像できるものでした。

 トヨタ車体の担当者はクロスバンギアについて、「ひとことでいうと“ミニバン”の広さと“SUV”のアクティブさをあわせ持ったクルマ」である旨を語り、「ミニバンの商品企画については、トヨタと常に提案を出し合いながら議論を交わしている」としたうえで「クロスバンギアは次世代のミニバンの方向性を模索するなかで生まれた」と付け加えていました。

 なお搭載のパワートレインやプラットフォームについては、あくまで方向性を模索したコンセプトカーということで特に定めていないということでした。

 JMS2023で大きな反響を呼んだクロスバンギア。2025年10月開催のJMS2025では、より市販モデルに近づいた「クロスバンギア“Ver2”」の発表に期待したいところです。

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