ズルい? ズルくない? 渋滞の先頭まで行って合流する「ファスナー合流」に“賛否両論”の声! なぜ推奨なの!? 実証された「渋滞解消」効果とは
SNSでは「ファスナー合流」に“賛否両論”の声!
このように、渋滞の解消と安全面の向上から推奨され、徐々に定着の進むファスナー合流ですが、これに対してSNSでは様々な反響が見られます。

「ファスナー合流をすれば全体的な流れが早くなる」「全員が全員ファスナー合流すれば最大効率で消化できる」といった肯定的な意見が多いものの、中には「東京に住んでいたときはファスナー合流していたけれど、関東圏以外の地方ではズルい扱いになる」「ファスナー合流しないで手前で合流する人も多いよね」との投稿もあり、全国的に完全に浸透しているとはまだ言えないようです。
ファスナー合流が必要なのは渋滞時の合流のみなのですが、渋滞していないときもしなければいけない、と誤解しているドライバーも多く、「ひとりひとりが理解できるように免許取得の段階で指導に組み込むべき」「看板や標識などでわかりやすいように周知したほうがいい」などのように、正しい知識を広めることの必要性を説くコメントも見られます。
ファスナー合流をする際のコツについて、先述のNEXCO中日本の担当者は以下のように述べました。
「渋滞中は合流車線を『先頭まで』しっかり使い、ゆずりあいの精神で1台ずつ『交互に』合流をお願いします。
なお渋滞していない場合は、ファスナー合流をする必要はございません」
推奨されるのは、あくまでも渋滞時のことだということもしっかり認識する必要がありそうです。
Writer: パワーボム
関西大学社会学部卒業後、某CS放送局運営のメディアにてライターとしてのキャリアをスタート。自動車ブログの立ち上げから携わり、主にトヨタ車やレクサス車、キャンピングカーを中心に取材記事を多数執筆する。

























