あなたは「満タン派」or「半分派」? ガソリン価格“暴騰”の今どっちが良いの!?「なるべく燃料消費を抑えたい…」でも“給油タイミング”によってトラブルの可能性も

それぞれの「メリット」と「デメリット」を見極めよう!

 先に結論を述べると、満タンにするにしても半分までに留めておくにしても、双方ともメリットとデメリットがあるので、自身のニーズに合致した方を選ぶべきでしょう。

それぞれの「メリット」と「デメリット」を見極めよう!(※画像は「燃料残量警告灯」が点灯した様子)
それぞれの「メリット」と「デメリット」を見極めよう!(※画像は「燃料残量警告灯」が点灯した様子)

 まず満タンにしておくメリットは、災害時の備えになることです。

 たとえば大地震が来た場合、ガソリンスタンドが営業していない、もしくはガソリンが売り切れているといった理由で、給油したくてもできない状況になりえます。

 万が一の状況に陥った際、移動したくてもできず、帰りたくても帰れない状況を避けるためには、普段から満タンにしておくクセをつけておくことは有効です。

 仮に家の電気が止まってしまっても、プラグインハイブリッド車(PHEV)であればエンジンで発電して非常用の電源として使えたり、それ以外でもコンセントの付いたクルマであればちょっとした電気機器を使用したりスマホの充電ができたりと、今やクルマの利用方法は移動するだけではありません。

 一方で、満タンにしておくデメリットは、車体が重くなることで、燃費が少し悪化することです。

 その逆に、給油を半分までに留めておくメリットは、車体が軽くなるため燃費がわずかに良くなること。

 ガソリンの重量は1リッターあたり約0.75kgであり、たとえば40リッターのタンクを搭載した車種であれば、ガソリン満タンの状態と半分の状態では約15kgの差が出ます。

 平均的なクルマを例にした試算では、車体が1kg軽くなるごとに1リッターあたりの燃費が0.01km伸び、15kg軽くなれば1リッターあたりの燃費は0.15km向上。

 これを上記のクルマの容量の半分である20リッターに当てはめて計算すると、満タンにするよりも燃費が3kmほど良くなる計算です。

 ただし、そこまで大きな差ではないので、「燃費が良くなるから半分に留めるべき」だと結論付けられるほどのものではありません。

 本気で燃費を良くしたければ、運転時には急発進や急ブレーキを避けて、また車内に積んだ無駄な荷物を降ろした方が、よほど効率的であると言えるでしょう。

 そして半分までに留めておくデメリットは、先述したような災害時に困ることです。

 とはいえ、災害に巻き込まれることは人生でそう頻繁に起きることでもないため、やはりどちらがいいかは個人の判断にゆだねられます。

 これらをまとめると、給油を満タンにしておくメリットは「災害時の備えになること」で、半分までに留めておくメリットは「燃費が少しだけ良くなること」。

 そして日常生活においては、どちらにしても大きな差は出ないようですので、クルマの種類や使い方、自身の生活状況によって上手に使い分けると良いでしょう。

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