トヨタは2024年12月20日、高級ミニバンである「アルファード」の一部改良モデルを発表しました。
　
　同時に、トヨタ車体の架装によりショーファードリブンとしての価値を高めた最上級モデル「スペーシャスラウンジ」が新たに設定され、2025年1月31日から発売を予定していることが明らかになりました。
　
　そんなスぺ―シャスラウンジのカタログには、約100万円相当のオプションが設定されています。
　
　一体どのような装備なのでしょうか。

　2002年に初代モデルが登場して以来、アルファードは日本国内外で高級ミニバンの代名詞となってきました。

　現行モデルは2023年6月に発売されたもので4代目へと進化。

　そして2024年12月の一部改良のなかで、新たなモデルとして「スペーシャスラウンジ」が追加されました。

　このスペーシャスラウンジは、「エグゼクティブラウンジ」をベースにトヨタ車体が企画・開発した最上級モデルで、後部座席に広々とした空間を確保し、ショーファードリブンを意識した4人乗り仕様が特徴です。

　装備としては、電動オットマンにヘッドレスト内蔵スピーカー、冷蔵庫、遮音性とプライバシーに配慮したカーテンなど、高級感と快適さを兼ね備えた空間となっており、ビジネスからプライベートまで幅広いシーンで活用することができます。

　外装色はプラチナホワイトパールマイカ、ブラック、プレシャスレオブロンドの3色から選べ、内装はニュートラルベージュとブラックの2種類から選択可能です。

　パワートレインは、2.5リッターエンジンを搭載したハイブリッドモデルと、51Ahリチウム電池を備えたプラグインハイブリッドモデルの2種類を展開。

　特にプラグインハイブリッドでは、WLTCモードでの平均燃費は16.7km／L、EV航続距離は73kmを実現し、環境性能と走行性能を両立しています。

　価格（消費税込、以下同）は、ハイブリッドモデルのE-Fourが1272万円、プラグインハイブリッドモデルのE-Fourが1480万円です。

　そんなスぺーシャスラウンジですが、最上級モデルであることから、ほぼ全ての機能及びパーツが標準装備となっており、後に追加で装着するオプションの選択肢はほんの少ししかありません。

　なかでも最も高額なのが、架装オプションとして設定されている「ペイントプロテクションフィルム」です。

　このフィルムは、飛び石、生活傷、ドアパンチ、黄砂、虫死骸、鳥フン、樹液等から塗装面を長期間強力に保護し、外観の美しさを長期間維持するためのもの。

　メンテナンスフリーかつ洗車機や高圧洗浄機が使用できることや、自己修復機能によって細かい傷は自然に消失するようになっている点、また塗装面の劣化や色変わりをしないため車両価値を長くキープできることなどの特徴があります。

　仕上げは上品なセミマットタイプと、鮮やかなツヤ感を維持するクリアタイプの2種類から選択可能です。

　なお、プレシャスレオブロンドのボディカラーはオプションの対象外であるとし、価格は95万円で設定されています。