300馬力! スバルが「スゴいスポーツセダン」初公開! 「カッコいい!」「乗ってみたい」と大反響! 「S210」斬新“ツヤツヤ”フェンダーに注目する声も!?
STIコンプリートカーとして「S210」が初公開されました。8年ぶりに国内で販売される「Sシリーズ」の高性能セダンですが、どのような反響が寄せられたのでしょうか。
現行「WRX S4」をベースとしたコンプリートカー「S210」登場!
スバルおよびSTI(スバルテクニカインターナショナル)は、「東京オートサロン2025」(2025年1月10日~12日)において、STIコンプリートカー「S210」(プロトタイプ)を世界初公開しました。
国内向けとしては8年ぶりに「Sシリーズ」のコンプリートカーが登場。2025年夏に発売される予定です。

S210は現行「WRX S4」をベースとし、STIが参戦するニュルブルクリンク24時間耐久レース(以下、ニュル24時間)で培った知見が盛り込まれています。
走行性能に関しては、S210ではパワートレインにまで手が加えられています。
エンジンは、WRX S4の2.4リッター直噴ターボエンジン(FA24型)をベースとしながら、吸気系統ではエアクリーナー、吸気ダクト、ターボ前ダクトを新開発。
排気系統には、新開発の大口径テールパイプを備えた低背圧パフォーマンスマフラーと、砲弾型チャンバーを備えたエキゾーストパイプリヤを採用することで、吸排気抵抗を低減しました。
さらに、ECUを専用チューニングすることで、最高出力はベース車の275馬力に対して、S210は300馬力(開発目標値)にパワーアップ。アクセル操作に対するリニアなトルクレスポンスにより、安心かつ気持ちの良いアクセル操作が可能なエンジン出力特性を実現するといいます。
トランスミッションは、Sシリーズ初となる「スバルパフォーマンストランスミッション」(CVT)を採用。変速特性をエンジン出力特性に合わせてチューニングすることで、素早い変速レスポンスと高い操縦性をもった駆動力特性としました。
足回りには、前後で異なる形状とし、タイヤの接地面積を最適化したSTI製フレキシブルパフォーマンスホイールを搭載。専用チューニングの電子制御ダンパーとコイルスプリング、新開発のリヤスタビライザーブッシュを採用しました。
外観は、フロントアンダースポイラーやドライカーボンリアスポイラーなどSTIエアロパーツのほか、STIスポーツサイドガーニッシュやSTIフレキシブルパフォーマンスホイールが備わるなど、ニュル24時間のマシンで証明された技術やノウハウが注入されました。
インテリアもニュル24時間レースのマシンを色濃く反映しており、ブラック基調の内装とすることで運転に集中できる空間を実現。
レッドカラーのプリテンショナー&フォースリミッター付フロント3点式ELRシートベルトや各所インテリアパーツのステッチを加え、走りへの期待感と所有する喜びをもたらします。
くわえて、新開発のRECAROカーボンバックレストシートを搭載。電動リクライニングやシートヒーターも備わり、ホールド性はもちろん、快適性も確保しました。
走行性能をはじめ、内外装もアグレッシブなS210の登場は、ネット上でも話題となっており、「かっこよすぎ!」「乗ってみたい!」といった声があがっています。
そして、クルマ好きが注目したのは、タイヤフェンダーに装着されたSTIスポーツサイドガーニッシュです。
「遂に塗装ありが出てきたかと驚いた」「フェンダーが塗装になった!」「空力テクスチャーなくしたら操安性は下がるんじゃない?」といったコメントが目立ちました。
ベース車では、樹脂パーツに空力効果のある六角形のパターン(空力テクスチャー)が施されたフェンダーが備わり、空気の流れを整流して操縦安定性を向上に寄与する重要なパーツとして装着されています。
一方でS210では、空力テクスチャーがない、ツヤがあるクリスタルブラックシリカ塗装のガーニッシュが装着されたことに驚きを隠せない人もいました。
東京オートサロン2025で展示されたS210の実車に触れた人から「運転席に座ってみたけどシートが予想以上にいい感じ。少し固いけど疲れなそう」「座り心地は最高でした!」といった意見が出るなど、新開発のRECAROシートの乗り心地は上々のようです。
ほかにも、「MTじゃないのか…」「CVTなの、めっちゃがっかりしたよ」など、MT車を望む声もあったものの、「価格が気になる」「申し込むか!」「抽選に応募します!」など、早くも購入に前向きな書き込みも見受けられました。
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2025年夏の発売が予定されているS210は、500台の限定モデルとして登場します。
販売方法は、同年春頃に発表される予定です。