初の原付一種スクーター3車種発売 ホンダが製造しヤマハにOEM供給
ヤマハ発動機は、本田技研工業が製造しOEM供給される原付一種スクーター「JOG」および「JOG Deluxe」と「Vino(ビーノ)」を順次発売します。
日本の原付市場縮小に伴い大手2社がタッグ
ヤマハ発動機は、スポーティな外観の「JOG」および「JOG Deluxe」とレトロポップなスタイルの「Vino(ビーノ)」をモデルチェンジし、発売します。
ヤマハ発動機と本田技研工業は、国内での原付一種市場の縮小に伴い2016年から排気量50ccスクーターのOEM供給(他社ブランドの製品製造し供給)や開発など、提携について検討を開始していました。
今回発売される「JOG」および「JOG Deluxe」と「Vino(ビーノ)」の製造は、本田技研工業が行いヤマハ発動機にOEM供給を行う初の車種となります。
両社は、原付ビジネススクーターの共同開発やヤマハ発動機へのOEM供給、原付一種クラスの電動二輪車普及に向け、充電時間や航続距離、性能、コストなど基盤づくりの協業を検討し、同業他社や異業種にも広く提案しています。
4月25日発売の「JOG」「JOG Deluxe」は、燃費/環境性能に優れたパワフルな水冷4ストロークフューエルインジェクション搭載エンジンを採用し走りの基本性能を高め、新鮮味溢れるシャープなスタイリングに一新しました。
スタンダードモデルの「JOG」は、「JOG Deluxe」より15mm低いシート高(705mm)として足付き性を考慮しています。
「JOG Deluxe」は、スタンダードモデル「JOG」をベースに“アイドリングストップ・システム”を搭載し、信号待ちなどの停車時の燃料消費や騒音、排出ガス低減しています。
「JOG」のメーカー希望小売価格は、16万7400円(消費税込み)、「JOG Deluxe」のメーカー希望小売価格は、18万360円(消費税込み)です。なお、「JOG」「JOG Deluxe」の国内年間販売計画は、シリーズ合計22000台です。
5月25日発売の「Vino」は、新たに信号待ちや停車時の燃料消費や騒音、排出ガス低減に貢献する“アイドリングストップ・システム”や後輪ブレーキレバーを握ると前輪にもほどよく制動力を配分する“コンビブレーキ”を採用し商品性を向上させ、大人でモダンな印象を感じ楕円をモチーフとし伸びやかに進化したデザインに進化させました。
「Vino(ビーノ)」のメーカー希望小売価格は、19万9800円(消費税込み)です。
なお、国内年間販売計画台数は、シリーズ合計1800台です。
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