今こそ「シーマ」復活を! 経営再建中の日産に必要なのは「フラッグシップ」!? 生まれ変わる“ニッサン”のけん引役に期待大!
フラッグシップとしての「シーマ」の名が残るならSUVでも問題なし!
復活させるシーマは、最終型シーマ(HGY51)をベースに、2014年のパリモーターショーでインフィニティが世界初公開した「Q80インスピレーション」のようなエレガントなデザインを与えるというのが良いと思います。
Q80インスピレーションは、独立した4シーターのパッケージングで、サイドドアは観音開きタイプを採用するなど、フラッグシップとしてのオーラにあふれていました。
使い勝手よりもインパクトを重視した構造ですが、頂点のモデルならば許されるでしょう。
![日産再生の象徴となるフラッグシップ! 「シーマ」の復活には大いに期待したい![画像はインフィニティのコンセプトカー「Q80インスピレーション」]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/01/20250116_NISSAN_INFINITI_Q80_Inspiration_002.jpg?v=1737015558)
また、日産が2005年の北米国際オートショーに出展した「KURAZAコンセプト」のような姿も良いと思います。
KURAZAコンセプトは、3列シート・6人乗りのSUVタイプで、ミニバン&セダン&SUVをトリプル融合させたコンセプトカーでした。
昨今は、ベントレー「ベンテイガ」やロールスロイス「カリナン」、トヨタ「センチュリー」など、フラッグシップにSUVタイプも数多く登場していることから、こうしたモデルを投入するのも大いにアリだと思います。
セダンにこだわる必要はないと思いますが、「シーマ」の名にはこだわってほしいです。フラッグシップにシーマの名称を与えることで、過去と未来を繋げ、日産復活を演出するのです。
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セダンにこだわることなく、再起を図る日産の最高級車をシーマとして登場させることには、大きな意義があると筆者は思います。
晩年はフルモデルチェンジもマイナーチェンジも行われず、寂しい姿となってしまっていましたが、シーマは開発に携わっていた日産社員も憧れるほどの良いクルマでした。
フラッグシップの復活は、日産の復活とも重なるはずです。
1990年代末のリバイバルプランの際には、1年前倒しで目標を達成するなど、著しい業績向上をみせてくれました。
生まれ変わった日産の今後の活躍を楽しみにしています。
Writer: 吉川 賢一
日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど






























































