「ズンチャ! ズドドン!」迷惑な「爆音垂れ流し」運転に待ち受ける「厳罰」がある!? 大音響の音楽がもたらす「社会的害悪」の実態とは
周囲の音が判別しにくい「イヤホン」の利用もNG!
加えて、都道府県によっては道路交通法施行細則によって、明確に規定されている場合があります。
たとえば、神奈川県の道路交通法施行細則第11条(運転者の遵守事項)の4には「大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。」とされています。
![運転中の「両耳イヤホン」の利用もNG![画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/01/20250114_Sound_Trouble_AdobeStock_507609292_000.jpg?v=1736854718)
これに違反することは、道路交通法第71条6において規定されている「(車両等の運転者は)(略)道路又は交通の状況により、公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めて定めた事項(を守らなければならない)」に違反する行為であり、「公安委員会遵守事項違反」となるのです。
ちなみに、緊急車妨害等違反の場合は、違反点数1点で反則金は6000円(普通車)、安全運転義務違反は違反点数2点で反則金9000円(普通車)、公安委員会遵守事項違反は違反点数加算はなしですが、反則金は6000円が科されます。
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好きな音楽を存分に楽しみながらドライブをしたいという気持ちは良くわかります。
しかし何よりも優先されるべきは「安全な運転」です。
交通ルールは、すべての人が安全に道路を利用できるように定められているものであり、「見えていれば大丈夫」など、自身の勝手な解釈で運転することは、非常に危険な思想といえます。
ドライブ中の音楽は適切な音量で楽しみ、異変を感じたら音量を下げたり窓を開けるなどして、臨機応変な対応も心がけましょう。
Writer: くるまのニュースライター 河馬 兎
お金と法律に関する複数の資格をもつWEBライター。好きな言葉は「お風呂」と「ハイボール」


















































