ひとは何故「クルマ酔い」するのか!? 「予防&克服方法」と「酔わせない運転術」とは
体質によるものとあきらめがちな「クルマ酔い」。しかしクルマ酔いは、事前の対策や運転操作、そして楽しいドライブを経験することで、予防したり克服したりすることが可能です。
クルマ酔いは3つの段階を経て症状があらわれる!?
楽しいドライブに水を差しかねない「クルマ酔い」。しかし運転操作や事前の対策で、予防や克服をすることができます。
どのような方法があるのでしょうか。
年末年始を控え、クルマでの帰省や旅行の計画を立てている人は少なくないでしょう。
そんな計画を台無しにされかねないのがクルマ酔い。
同乗者にクルマ酔いをしやすい人がいると、なにかと気がかりなものです。
また「クルマ酔いは体質によるもの」ともいわれ、あきらめている人も多いといいます。
しかしそんなクルマ酔いも、実は運転操作や事前の対策で、予防や克服をすることができます。
製薬会社の沢井製薬によると、クルマ酔いの症状が現れるまでには、3つの段階があると公式ウェブサイトで紹介しています。
最初の段階は、目からの情報と三半規管がある内耳からの情報にずれが生じることから起こります。
クルマに乗っていると、耳の奥にある平衡感覚をつかさどる三半規管が揺さぶられますが、目や身体は動いていないため、情報にずれが生じてしまうのです。
そしてこの情報のずれを脳が「不快」と判断するのが第2段階。
そして第3段階として、脳が「不快」と判断したことによって自律神経が興奮し、クルマ酔いの症状が起こってしまうといいます。
クルマ酔いしやすいという人は、情報のずれを不快と感じやすく、また、自律神経が不安定になりがちな傾向があるようです。
また子どもは自律神経が未発達なために酔いやすい傾向にあり、逆に乳児は小脳が発達しきれていないことでずれを感知しにくく、クルマ酔いをしにくいといいます。
また自律神経は血圧の変動とも関連があるため、血圧が下がりやすい女性は、男性よりもクルマ酔いしやすいと沢井製薬は説明しています。
そのためクルマ酔いを予防したり克服したりするには、情報のズレを生じないようにすることや、それを不快と判断しないようにすること、そして自律神経のバランスが崩れないようにすることが必要となります。
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