新車151万円! スズキ「斬新軽トラ」がスゴい! 5速MT×「デフロック付き高性能4WD」に精悍“黒すぎ顔”がカッコイイ! ワイルド仕様の「スーパーキャリイ」は日常使いも違和感ナシ

スズキの軽トラック「スーパーキャリイ」には、一般ユーザーが日常使いできるカジュアルモデルが設定されています。どのようなモデルなのでしょうか。

ひときわスタイリッシュな「Xリミテッド」

 軽トラックは従来、農業や個人商店、配送業などで支持されてきましたが、近年ではアウトドアレジャーの浸透により、趣味の道具として一般ユーザーからのニーズも高まっています。
 
 一部専門店などでは軽トラックをカジュアルにするカスタム車などが人気を博すなか、スズキでは軽トラック「キャリイ」をベースに、アウトドアギア感のあるスタイリッシュモデルがラインナップされています。

軽トラだけどめちゃカジュアル! 日常使いOKな「Xリミテッド」
軽トラだけどめちゃカジュアル! 日常使いOKな「Xリミテッド」

 キャリイは1961年に登場後、60年以上にわたり、丈夫な車体による信頼性や使い勝手の良さが支持され、軽トラックの定番として親しまれています。

 現行型は11代目で2013年に発売されました。

 車体レイアウト変更による居住空間の拡大や燃費性能の向上を図ったほか、衝突安全ボディや先進支援「スズキ セーフティ サポート」を採用するなど、安全性も高めています。

 パワートレインは660ccエンジンに5速MTまたは4速ATを組み合わせ、駆動方式はFRと4WDを用意しています。

 なお、4WDは2タイプあり、ワンタッチ操作で切り替えられるタイプと、起伏の激しい道で低速モードに切り替えられる高性能タイプ「高低速2段切替え式パートタイム4WD」を設定。この高性能タイプでは、空転時の脱出を助けるデフロックも標準装備されます。

 ラインナップは通常のキャリイに加え、ハイルーフ化しキャビン(居住部)を延長することで、室内空間を拡大したスーパーキャリイを設定しています。

 スーパーキャリイでは運転席のシートスライド量を180mmとし、リクライニングも40度の可動域を確保。助手席にはシートバックテーブルを備え、車内でリラックスできるようになっています。

 またハイルーフ化で生じた頭上スペースにコンソールを設け、利便性も向上しています。

 2023年12月、このスーパーキャリイの上級グレード「X LEDヘッドランプ装着車」をベースに、一般ユーザーでも親しみやすいカジュアルなスタイリングとした特別仕様車「Xリミテッド」が新規設定されました。

 エクステリアの主な特徴は、ルーフ側面やドア〜リアウインドウ下部、フロントバンパー後端〜フロントのタイヤハウス後部にかけて、専用デカールを貼付。

 デカールはスズキの若手デザイナーが手掛けたもので、梨地のようなざらついた表面仕上げのブラックをベースに、リベットをイメージさせるシルバーアクセントを施し、無骨な道具感を演出。

 またリアウインドウ下部のデカールには「SUZUKI SUPER CARRY FOR YOUR WORK BUDDY」の文字もあしらわれています。

 くわえて、ベースモデルのXではメッキインナーとなっているフロントガーニッシュやフォグランプベゼルなどを特別なブラック仕様に変更。LEDヘッドライトも内部の加飾をブラックインナー(加飾)の専用品を装着しています。

 同様に、スチールホイールやドアハンドル、ドアミラーもブラックの仕上げに変更し、アウトドアの世界に映える、精悍でスタイリッシュな雰囲気をまとっています。

 ボディカラーには、「モスグレーメタリック」「シルキーシルバーメタリック」「クールカーキパールメタリック」「ブルーイッシュブラックパール3」「デニムブルーメタリック」の計5色をラインナップ。

 軽トラックらしい質素なカラーではなく、一般ユーザーが日常使いしても違和感のないカジュアルなものとなっています。

 そのほかの機能装備や走行性能などはベースモデルのスーパーキャリイ X LEDヘッドランプ装着車と同一で、4速ATと5速MTが選択でき、5速MT車の4WDは高低速2段切替え式パートタイム4WDタイプです。

 なお、2024年4月には一部仕様変更が実施されており、スズキ セーフティ サポートの標準装備化に加え、アイドリングストップ、キーレスエントリー、パワードアロック、パワーウインドウ、電動格納ドアミラーの標準化など、使い勝手が向上。

 スーパーキャリイ Xリミテッドの車両価格(消費税込)は151万4700円から174万3500円に設定されています。

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